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ヒョンデ、試乗もできるポップアップストア「Hyundai House Harajyuku」 2月19日~5月28日の期間限定オープン

2022年2月19日~5月28日 オープン

入場料:無料

「Hyundai House Harajyuku」では、アイオニック ファイブと並んで建築家の長坂常氏による「Mobile House“旅する住まい”」をテーマとした展示が3月8日まで実施される

 ヒョンデ モビリティ ジャパンは、東京都渋谷区にある商業施設「Jing」に2月19日~5月28日の期間限定となるポップアップストア「Hyundai House Harajyuku」を開設。オープン前日の2月18日に報道関係者向けの施設内覧会を実施した。

 Hyundai House Harajyukuは、Webサイトやアプリを通じてBEV(バッテリEV)の「アイオニック ファイブ」、FCEV(燃料電池車)の「ネッソ」のオーダー受付を5月から開始することに先駆け、両モデルの実車展示を行なうほか、事前予約制での試乗などを実施する施設。営業時間は平日が11時~20時、土日祝日は10時~20時となり、入場料は無料。

Hyundai House Harajuku

所在地:東京都渋谷区神宮前6丁目35-6
開業期間:2月19日~5月28日
営業時間:平日11時~20時 休祝日10時~20時
入場料:無料

アイオニック ファイブ Lounge AWD(ボディカラーはグラビティゴールドマット)
アイオニック ファイブ Lounge AWD(ボディカラーはグラビティゴールドマット)
アイオニック ファイブ Voyage(ボディカラーはアトラスホワイト)
ネッソ(ボディカラーはカッパー メタリック)
試乗車は会期中借り切った近隣の時間貸し駐車場でスタンバイ。アイオニック ファイブ5台、ネッソ3台の計8台の試乗車を用意している
Hyundai House Harajyukuの外観
アイオニック ファイブも展示される「LIFE MOVES. Gallery」は、JR 原宿駅のある交差点に面している

企画展示を行なう「LIFE MOVES. Gallery」

来場者が最初に脚を運ぶことになる「LIFE MOVES. Gallery」

 これに加え、エントランスから入ってすぐの位置にある「LIFE MOVES. Gallery」ではポップアップストアの展開期間を4つに分け、新しいライフスタイルのアイデアについて提案する企画展示を実施。オープンから3月8日までの第1弾では、建築家の長坂常氏による「Mobile House“旅する住まい”」をテーマとした展示が行なわれる。

 ヒョンデでは新たな日本進出にあたり「LIFE MOVES.」というテーマを掲げており、この実現に向けて5人のクリエイターとコラボレーション。さまざまな体験やインスピレーションを与えるライフスタイル提案型プロジェクト「Lifestyle Co-Creative Project」を展開していくという。

 このプロジェクトには前出の長坂氏のほかにも、シェフの五十嵐創氏、ファッションデザイナーの石川俊介氏、ライフスタイリストの大田由香里氏、建築家の工藤桃子氏が参加しており、それぞれの得意分野での展示などが行なわれる。また、ライフスタイリストの大田由香里氏は、水の循環について遊びながら学べる1泊2日のラグジュアリーツアーを開発。ヒョンデのオンライン会員から参加者を募って実施することになるという。

建築家の長坂常氏による企画展示「Mobile House“旅する住まい”」
アイオニック ファイブから室外V2Lで“旅する住まい”に電力供給が行なわれ、プロジェクターを使った映画上映なども行なわれる
“旅する住まい”のコンセプトや構造について紹介するパネルや展示物も用意
“旅する住まい”の上部構造はカヌーなどをヒントに、ナイロン生地にポリウレタン樹脂を吹き付けて形作っている
“旅する住まい”のコンセプトを解説するパネル
ヒョンデとコラボレーションする「“LIFE MOVES.”People」のクリエイター
エントランスに設置されているフロアガイド
1階は2つのフロアを「Parametric Pixel」と呼ばれる通路で接続している
2階はコンセプト展示やラウンジスペースとなる「Hyundai Mobility Lounge」
通路のスペースを活用し、アイオニック ファイブのデザインキーワード「パラメトリックピクセル」を光の演出で表現
ルーフ部分に設置された4つのプロジェクターやミラーパネルなどを使い、デジタルピクセルが絶え間なく変化していく空間演出を行なっている

「IONIQ 5 Living」&「NEXO Garden」

「IONIQ 5 Living」&「NEXO Garden」

「Parametric Pixel」と呼ばれる通路を経由して2つめとなるフロアでは、アイオニック ファイブとネッソの車両展示に加え、両モデルが持つ特徴的な機能や装備、世界観などを紹介している。

 通路から進んで最初に目に入る「IONIQ 5 Living」では、アイオニック ファイブで選択可能な6色のボディカラーを「Sunrise」「Sunset」「Night Neon」という3種類の光源下でチェックできる展示をはじめ、トウモロコシや菜の花、サトウキビなどから抽出した繊維やオイルなど、サステナブルな素材を使用する内装材の解説、アイオニック ファイブが持つV2L機能で利用できる電子レンジやコーヒーメーカー、ミキサーなどの家電製品を模した機材で演奏が楽しめるキッチン型DJブース「V2L-DJ Kitchen」、アイオニック ファイブのフロントシートに採用されている「リラクセーションコンフォートシート」を実際に体験できる「Relaxing Lounge」などを用意している。

アイオニック ファイブのボディカラーを紹介する展示では、日中、夕暮れ、夜のネオンを模した3種類のライティングを用意。ボタンを押して切り替えることで回転する6個のキューブに塗られた純正色がどのように見えるのか確認できる
アイオニック ファイブのインテリアで使われているサステナブル素材の紹介コーナー
「V2L-DJ Kitchen」では、電子レンジやトースターなどを模した機器にあるブルーのスイッチを操作することで演奏が楽しめる
「Relaxing Lounge」ではアイオニック ファイブのフロントシートに採用されている「リラクセーションコンフォートシート」の座り心地を試せる
ネッソが走行時に水しか排出しないFCEV(燃料電池車)であることをアピールする「NEXO Garden」

 ネッソの紹介スペースである「NEXO Garden」は植物に囲まれており、エンジンを搭載するクルマの排気口部分に設定されたネッソの排水口に接続されたパイプがルーフ付近まで伸びてポタポタと散水を実施。ネッソが走行時に水しか排出しないFCEVであることをアピールしている。

ネッソの排水口から出た水を使って周囲の植物に水やりを行なうというイメージ展示。もちろん、展示された車両でフル加速時のような大きな発電を行なうシチュエーションは起きないので、ホースから出ている水はダミーとなっている
ネッソの外観イメージが「自然の力で磨かれた石」ということを受け、ボディカラーの展示品も自然石を模したものを使っている

ADAS装備の効果を模擬体験できる「IONIQ 5 Driving Theater」

【ヒョンデ】「IONIQ 5 Driving Theater」のADAS装備体験シーン(59秒)

 また、展示したアイオニック ファイブの正面と両サイドにディスプレイを設置した「IONIQ 5 Driving Theater」では、車内に置かれたタブレットをタッチ操作して表示内容を選択。アイオニック ファイブが備える多彩なADAS(先進運転支援システム)機能について、走行状況を再現して体感できる展示となっている。

3面の大型ディスプレイとタブレットを活用してアイオニック ファイブのADAS(先進運転支援システム)機能を紹介する「IONIQ 5 Driving Theater」
大型ディスプレイにムービーが流れ、運転席に座っていると走行時のADAS作動を模擬体験できる

「Hyundai Mobility Lounge」

ヒョンデのオンライン会員向けラウンジスペース「Hyundai Mobility Lounge」

 2階フロアに設定された「Hyundai Mobility Lounge」は、ヒョンデのオンライン会員が利用できるラウンジスペース。ウェルフードブランド「Imperfect」のフェアトレードコーヒーやスナックなどを楽しめるほか、アイオニック ファイブに与えられたパラメトリックピクセルのイメージをさまざまな展示品で紹介する「Pixel Toys」のコーナーも用意されている。

 なお、Pixel Toysの展示品については「販売については未定」で、絶対に販売しないと決定しているわけでもないとのことだ。

「Pixel Toys」の展示コーナー
ピクセルのイメージを与えたさまざまな製品でアイオニック ファイブが持つパラメトリックピクセルのイメージを紹介する
「カフェ・デラス プロジェクト」のフェアトレードコーヒーやナッツ類などを提供するカフェコーナー
スペース中央のテーブル席にはWi-Fiも用意
来場者が購入相談などを行なえるスペースも設定されている
2階にもリラクセーションコンフォートシートに座れるスペースが用意されている