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ヤマハ、航続距離約104kmを実現する電動スクーター「E01」を日本導入

2022年3月17日 発表

航続距離約104kmを実現する電動スクーター「E01(イーゼロワン)」

 ヤマハ発動機は3月17日、実証実験用モデルとして航続距離約104kmを実現する電動スクーター「E01(イーゼロワン)」を、日本、欧州、台湾、インドネシア、タイ、マレーシア向けに7月から順次導入すると発表した。

 E01の主な特徴は、最高出力8.1kW(11PS)/5000rpm、最大トルク30Nm/1950rpmを発生する自社開発のモーターを搭載。車両固定式バッテリには、満充電で航続距離約104kmを実現する容量56.3Ahのリチウムイオンバッテリを採用、用途に応じて選べる「急速充電器」「普通充電器」「ポータブル充電器」3つの充電システムに対応。原付二種クラスのスクーターとしての実用性と、都市間の移動に適した走行性能を備える電動スクーターに仕上げた。

電動スクーター「E01(イーゼロワン)」
電動スクーター「E01(イーゼロワン)」

 「E01」は実証実験用として、事業所、自治体、官公庁などに向けて導入するモデルとなり、EVインフラやシェアリングビジネスなどの構築にあたって、顧客ニーズの把握やその他周辺ビジネスの可能性探求、新たな市場開拓などでの活用を計画している。

 同社は、「ヤマハ発動機グループ環境計画2050」において、2050年までに「スコープ3(主に製品使用時など)」におけるCO2排出量を2010年比で90%削減する目標を掲げていて、「E01」はその目標達成に向けた電動製品戦略車と位置付けられている。