アイシン、全日本ラリー第2戦におけるチーム車両の道路交通法違反と危険運転に関して謝罪 AISIN RALLY TEAM with LUCKは活動休止

　アイシンは4月4日、佐賀県の唐津で4月3日に行なわれた全日本ラリー（Rd.2 ツール・ド・九州 2022 in 唐津）にて、アイシンから参戦していた「AISIN RALLY TEAM with LUCK」の車両が一般道を走行中、道路交通法違反および、付近を走行中の一般車両に危険をおよぼす走行をしたことに関して謝罪するとともに、事態を重く受け止めAISIN RALLY TEAM with LUCKの当面の活動休止を発表した。

　具体的な違反行為および危険走行は以下の通り。

日時：4月3日午前9時半ごろ
場所：競技走行区間から次の競技走行区間へ移動する際の一般道（佐賀県唐津市相知町付近）
車両：AISIN RALLY TEAM with LUCK（JN5クラス 37号車）
走行内容：一般道を移動中、先行していた競技車から追い越しを促された際、道路交通法上の追い越し禁止区間にもかかわらず追い越しをかけた。さらに、追い越し直後に左折すべき三差路を見落とし、ハンドルを切り対向車線にはみ出しながら左折したため、走行中の一般車両の進行を妨げ危険な走行をした。

　アイシンは「付近を走行中に危険な思いをされた一般車両の皆さま、今回のラリー開催にご協力いただいた唐津市の皆さま、モータースポーツファンの皆さま、大会主催者および関係者・競技参加者の皆さま、そして自動車業界をはじめ多くの関係者の皆さまに多大なるご迷惑をおかけしたことを深く反省し心よりお詫び申し上げます」とコメントしている。

　今後については、原点に立ち返ってモータースポーツに取り組む意義を見直し、あらためて報告するとした。また、自動車産業に携わる企業として、アイシングループの従業員に対する安全運転教育、交通ルール遵守をあらためて徹底するとしている。