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名古屋モーターサイクルショー初開催 愛知県知事大村秀章氏の開会宣言で開幕

2022年4月8日~10日 開催

「第1回名古屋モーターサイクルショー」が開幕した

 中部地区で初開催となる「第1回名古屋モーターサイクルショー」が4月8日~10日の3日間、愛知県常滑市セントレアのAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)で開催されている。4月8日午前に開会式が行なわれ、愛知県知事の大村秀章氏ら出席、大村氏の開会宣言とともにショーが開幕した。

「名古屋モーターサイクルショー」は、愛知県で初開催となる国内3番目のモーターサイクルショーで、中部経済新聞社、愛知県、愛知オートバイ事業協同組合、愛知国際会議展示場、メ~テレで構成される名古屋モーターサイクルショー実行委員会が主催する。 当初、2020年の初開催に向けて準備を進めてきたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で2年連続の中止となっていた。

中部経済新聞社 代表取締役社長の恒成秀洋氏

 開会式に主催者を代表して登壇した中部経済新聞社 代表取締役社長の恒成秀洋氏は「ようやくこの日を迎えることができました、皆さんご存知のように、中部地区は、オートバイとは非常に関わりの深い地域です。世界で活躍する2輪車メーカーの多くがこの中部地域で産声を上げました、それから2輪のレースとしては非常に有名な8時間耐久レース、これも鈴鹿サーキットが舞台です。こういう非常に深い関係がありながら、これまでモーターサイクルショーというのは、東京と大阪でしか開催されていませんでした。私もライダーの1人ですが、長年この状況に非常に悔しい思いをして、いつかはこの地域でやりたいと強く願っていました」との思いを話した。

 中部地区で開催する狙いについて、恒成氏は「名古屋モーターサイクルショーの最大の狙いは、ライダーに最新のオートバイやオートバイに関するいろんな情報を提供するとともに、少しでも多くの人にオートバイの魅力を知ってもらい、裾野を広げることにあります。この名古屋モーターサイクルショーでは、非常に多くのイベントや試乗会、そういうものを準備しました。1人でも多くの人にオートバイに触れてもらい、その魅力を知ってもらうことが、この中部地域をはじめとする日本の産業の発展に繋がると私は考えています」との意気込みを話した。

 そして、「もちろん今回1回目ですから。問題やご迷惑をかけることもたくさんあると思います。しかし、これから少しずつ改善していって、より楽しいモーターサイクルショー。みんなが楽しめるモーターサイクルショーに育て上げていきたいと思ってます。この名古屋モーターサイクルショーが日本のオートバイ産業の発展に少しでも寄与することができるのであれば、主催者の1人としてこれ以上の喜びはありません」と挨拶した。

愛知県知事の大村秀章氏も開会式に出席してテープカットなどを行なった
テープカットの様子

 名古屋モーターサイクルショーの出展者は、国内メーカーではホンダ、カワサキ、スズキ、ヤマハの計4ブランドが出展するほか、ベネリ、ビー・エム・ダブリュー モトラッド、カンナム、ゴッチア、ジーピーエックス、ハーレーダビッドソン、インディアンモーターサイクル、イタルジェット、MVアグスタ、ポラリス、トライアンフ、ゼロエンジニアリングなどのブランドが出展。

 また、名古屋モーターサイクルショーならではの企画として、登録者数27万人を超えるYouTuber「まーさんガレージ」のまーさんら出演するステージイベント。屋外特設ブースでは東海地区を中心に活動するバイク系YouTuberに「会場で会える」合同オフ会なども予定されている。

 当日券は1800円となるが、女性と高校生以下は入場無料。同実行委員会ではバイクに触れたことのない若者や女性にも魅力を知ってもらうために、「女性」と「高校生以下」を入場無料としている。

広大な敷地を使った試乗会なども実施されている