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ポルシェ、フラット6&7速MTのヘリテージデザインエディション第2弾「911スポーツクラシック」

2020年4月28日(現地時間)発表

911 カレラRS 2.7(1972)にインスパイアを受けたヘリテージデザインエディション第2弾「911スポーツクラシック」

 独ポルシェは4月28日(現地時間)、ヘリテージデザインエディション第2弾となる「911スポーツクラシック」を発表した。1250台限定で価格は27万2714ユーロ(約3736万円)から。

 今回の911スポーツクラシックは、2020年6月に発表された「911 タルガ 4S ヘリテージデザインエディション」に続くヘリテージデザインモデル。911スポーツクラシックが第2弾となり、計4モデルを展開することが予告されている。

 2009年に登場した世界250台限定モデル「911スポーツクラシック」(997)同様、エクステリアはオリジナルの911(1964-1973)、特に911 カレラRS 2.7(1972)にインスパイアを受けたとしており、911ターボのワイドボディを用いつつダックテールスタイルの固定式リアスポイラー、ダブルバブルルーフによって独自性を与えているという。

写真左が911スポーツクラシック、右が911 タルガ 4S ヘリテージデザインエディション
2009年に登場した世界250台限定モデル「911スポーツクラシック」(997)

 ボディカラーは997世代の911スポーツクラシックと同様にグレー(スポーツグレーメタリックまたはアゲートグレーメタリック)を採用したほか、ソリッドブラック、ブルーメタリックも用意する。ボンネット、ルーフ、リアスポイラーに塗装されるツインストライプはライトスポーツグレーカラーとし、これらは軽量化を目的にCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用している。

 そのほか、フロントウイングにはゴールドカラーの「ポルシェ エクスクルーシブ マヌファクトゥール」の、リアエンジンカバーのグリルには「ポルシェ・ヘリテージ」のバッヂが備わるとともに、リアエンドのポルシェロゴや車名バッヂもゴールド仕様となる。

911スポーツクラシックのエクステリアデザイン

 インテリアはブラック/クラシックコニャックのツートンカラーとなり、ドアパネルとシートセンターには千鳥格子パターンがあしらわれる。

911スポーツクラシックのインテリア

 パワートレーンは最高出力405kW(550PS)を発生する水平対向6気筒3.7リッターツインターボエンジンを搭載し、7速MTを介して後輪を駆動。このパワートレーンをもって「今日入手困難な最も強力なマニュアル仕様の911」としている。スポーツエグゾーストシステムは911スポーツクラシック向けに特別調整をかけており、エモーショナルなサウンドを奏でるという。

 また、足まわりは911ターボおよび911 GTSモデル向けのスポーツサスペンションをベースとし、ポルシェ・アクティブサスペンション・マネジメントシステム(PASM)とともに標準装備される。