イベントレポート

【ジュネーブショー 2019】独ポルシェ、アイコニックなスポーツモデル「911 カブリオレ」「718 T」を公開

2019年3月5日~17日(現地時間)開催

Palexpo

「ジュネーブモーターショー 2019」が3月5日~17日(現地時間)まで開催されている。独ポルシェは、3月5日のプレスデーで新しく「911 カブリオレ」に加え、「718T」を発表した。

911 カブリオレ

 911 カブリオレのSモデルは、最高出力331kW(450PS)/6500rpm、最大トルク530Nm/2300-5000rpmを発生する水平対向6気筒 3.0リッターターボエンジンを搭載し、トランスミッションに8速PDKを組み合わせる。最高速は306km/h、0-100km/h加速は4秒を切るという。

 また、搭載するソフトトップは新たなメカニズムを取り入れつつ軽量化されている。油圧モーターを採用した開閉システムによって50km/h以下であれば12秒で開閉が可能で、従来モデルよりも約2秒短縮されている。

「911 カレラ 4S カブリオレ」
ソフトトップは50km/h以下であれば12秒で開閉可能

718 T

 新しく追加される「718 ボクスター T」「718 ケイマン T」は、最高出力220kW(300PS)/6500rpm、最大トルク380Nm/2150rpmを発生する水平対向4気筒 2.0リッターターボエンジンを搭載。

「スポーツクロノパッケージ」に加え、20mmのローダウンが図られる「PASMスポーツ・サスペンション」のほか、「PADM(ポルシェ・アクティブ・ドライブトレイン・マウント)」「PTV(ポルシェ・トルク・ベクタリング)」やリアの機械式ディファレンシャルロックなど、2.0リッターの水平対向エンジン搭載モデルで初めてとなる機能を標準装備した。

「718 ボクスター T」
「718 ケイマン T」
プレスカンファレンスでは、ポルシェAG 代表取締役社長 オリバー・ブルーメ氏がプレゼンを行なった

真鍋裕行

1980年生まれ。大学在学中から自動車雑誌の編集に携わり、その後チューニングやカスタマイズ誌の編集者になる。2008年にフリーランスのライター・エディターとして独立。現在は、編集者時代に培ったアフターマーケットの情報から各国のモーターショーで得た最新事情まで、幅広くリポートしている。また、雑誌、Webサイトのプロデュースにも力を入れていて、誌面を通してクルマの「走る」「触れる」「イジる」楽しさをユーザーの側面から分かりやすく提供中。AJAJ・日本自動車ジャーナリスト協会会員。