ニュース
自動車技術会、「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」リアルとオンラインのハイブリッドで5月25日～27日開催
2022年5月18日 07:05
- 2022年5月17日 発表
自動車技術会は5月17日、パシフィコ横浜（神奈川県横浜市）で5月25日～27日の3日間「人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMA」を開催するとともに、5月25日～31に「人とくるまのテクノロジー展2022 ONLINE STAGE1」を開催すると発表した。
人とくるまのテクノロジー展 2022 YOKOHAMAは事前参加登録制で、非接触での登録・入場が可能。484社（1055小間）が出展し、オンラインのみでさらに27社が加わって開催され、来場者数は3日間で約5万名が見込まれている。
同日に行なわれた記者発表では、人とくるまのテクノロジー展2022 YOKOHAMAに関する概要と主催者企画などについての説明が行なわれた。
3年ぶりにリアル開催される2022年の人とくるまのテクノロジー展は、初めてとなるオンラインとのハイブリッド開催を計画。リアル開催となるパシフィコ横浜では5月25日～27日に開催されるほか、名古屋展示会（ポートメッセ名古屋）についても6月29日～7月1日に開催が予定されている。
オンライン開催は、横浜展示会、名古屋展示会の開催に合わせ、5月25日～31日を「STAGE 1」、6月29日～7月5日を「STAGE 2」として、リアル開催よりもそれぞれ4日間長い計7日間の開催を予定している。なお、オンライン開催の7日前にはプレオープン期間が設けられ、本開催前から出展社の製品や技術の見どころが公開される構成となっている。
また、2022年の開催テーマは「熱い思いで切り拓こう！カーボンニュートラルへの道」と設定。自動車技術はどのように対応していけばいいのか、自動車技術以外にも目を向け、考えていく展示を目指したとしている。
前半となる横浜展示会では、「新たな脱炭素技術が照らすカーボンニュートラルの道」をテーマに、日本の電源構成を出発点に、再生可能エネルギーに着目して展示を構成。後半の名古屋展示会では「『知恵・技・匠』が照らすカーボンニュートラルへの道」をテーマに、カーボンニュートラルを目指す技術を取り上げ、知恵、技、匠といった要素技術にも目を向けた展示構成とした。
横浜展示会での主催者企画展示は、「新たな脱炭素技術が照らすカーボンニュートラルへの道」をテーマに、「創」「蓄」「使」の3つのゾーンに分けて、「再生可能エネルギーを活用した発電システム」「蓄電池やエネルギー運搬の最新技術」「電動車の高効率化と既販車対応技術」について展示・紹介。創のゾーンでは、太陽光や風力といった自然エネルギーからエネルギーを作り出す技術に加え、内燃機関用の再生可能エネルギーを作り出す技術など、できる限りCO2を発生させずにエネルギーを作る技術について紹介。蓄のゾーンでは、蓄電池の新技術に加え、海外にある実利用時、未利用資源を用いて製造した水素を日本に運搬する運ぶ技術についてを紹介。使のゾーンでは、自動車の原動力技術の高効率化にフォーカスするとともに、カーボンニュートラルの実現に繋がるモビリティの普及の可能性についてを展示するとした。
主催者企画講演では、「カーボンニュートラルを考えるきっかけとなる講演」を3日間でそれぞれ2講演、計6講演を予定。クルマ作りにかける情熱や思いが語られる新車開発講演では、4月26日10時から三菱自動車工業 製品開発本部 SCVE 本多謙太郎氏による新型「アウトランダー」関する講演が、5月27日10時からは日産自動車 第一製品開発本部 第一製品開発部 車両開発主査 中嶋光氏から「アリア」に関する講演がそれぞれ行なわれる。
なお、人とくるまのテクノロジー展の開催期間に、パシフィコ横浜会議センターでは360講演/82セッションの学術講演会を実施。キーノートアドレスとして東京電力ホールディングスの姉川尚史氏が「業界を超えたイノベーションで気候変動に挑む」というテーマの講演が行なわれる。
そのほかにも、アネックスホールにて学生ポスターセッションや、学生フォーミュラシミュレータ体験コーナー、車体の最新技術展示としてホワイトボディの展示なども予定されている。
