ジェイテクト、車両評価の充実を目指し伊賀試験場に「登坂路」を新設

ジェイテクトが車両評価の充実を目指し伊賀試験場に「登坂路」を新設した

　ジェイテクトは5月30日、車両評価のさらなる充実を目指し、JTEKT伊賀試験場（三重県伊賀市）に新たに「登坂路」を設置し、運用を開始したと発表した。

　ジェイテクトは2012年に、ステアリング、軸受、駆動部品の専門メーカーとしての知見を活かし、自動車用ステアリングシステム、駆動ユニット、軸受ユニットの解析・評価をする伊賀試験場を開設。

　伊賀試験場は、直線道路やワインディング路、異音評価路、冠水路、ダイナミクスパッド、人工低μ路を有し、これまでも自社での解析・評価に基づく付加価値ある新商品を提供し、クライアントの開発業務の効率化や開発期間の短縮をサポートしてきた。

　今回は、駆動部品のトータルシステムサプライヤーとして、四輪駆動車やEV（電気自動車）の走行性能を解析・評価することを目的に、新たに登坂路を建設。勾配や路面のμ（摩擦係数）など路面条件の異なる4種の試験路を用いて、登坂性能に関する車両評価項目を充実させ、自動車メーカーを中心としたクライアントの開発業務に貢献するとしている。

登坂路の設置場所