ニュース
日産の新型SUV「ローグ」にジェイテクトの新世代電動パワーステアリング採用
操舵感向上のためトルクフィードバック機能を取り入れた新世代のEPS制御を内蔵
2021年1月21日 14:06
- 2021年1月21日 発表
ジェイテクトは1月21日、第2世代内製MCU(Motor Control Unit)を搭載した「電動パワーステアリング(EPS)」が、日産自動車の北米市場向け新型クロスオーバーSUV「ローグ(Rogue)」に採用されたと発表した。
新たなEPSには、操舵感向上のためトルクフィードバック機能を取り入れた新世代のEPS制御「JWill」を採用し、緻密なチューニングにより幅広いドライバーの操舵感へのこだわりに応えることを可能にしたという。
また、自動車業界の標準化として採用が広まっている、モデルベース開発、AUTOSAR(オートザー:欧州の自動車メーカーらが策定したECU向け汎用車載ソフトウェア規格)対応に基づいた組み込みソフトウェアを第2世代MCUより採用。
2020年からソフトウェア開発の拠点となった東刈谷事業場を軸に、ジェイテクトIT開発センター秋田と連携したソフトウェア開発を行ない、MCUシステムを自社開発したことで、EPSの性能を最大限に発揮することが可能となったという。
同社は今後もADASレベル3、レベル4の自動運転を見据え、国際規格ISO26262に準拠する機能安全性を備えたMCUを搭載するEPSの開発を進めるとしている。