トーヨータイヤ、ケン・ブロック選手など「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」参戦者をサポート

高低差1400mの過酷なヒルクライムを支える専用タイヤを用意

　TOYO TIRE（トーヨータイヤ）および米国タイヤ販売子会社Toyo Tire U.S.A. Corp.は6月14日、歴史的なヒルクライムカーレース「2022 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」の大会への協賛とあわせて参戦する3選手のサポートを発表した。

　2022年6月26日（現地時間）に記念すべき100回目の開催を迎える「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は、ロッキー山脈の1つ、パイクスピークの山頂（標高約4300メートル）付近をゴールとして目指すレースで、「The Race to the Clouds（雲へ駆けのぼるレース）」と呼ばれている。

前回レースの様子

　世界中から集まった参戦車両は、全長約20km、高低差約1400m、コーナー156か所の山道を一気に駆け上がり、ゴールタイムを競う。富士山の標高を超える高さまで登るため、使用するタイヤには標高差や高山特有の気象条件に耐えうる性能が求められるという。

ケン・ブロック選手マシン　1966年式BBI-SVRSR（ポルシェ 911ベースの改造車）

スコット・バードソル選手のマシン　2022年式のCG/Superlite LMP-1

アーロン・カフマン選手のマシン　1941年式のフォード F1

　TOYO TIREは、市販車を改造クラスの「パイクスピークオープン」に参戦する世界的ラリードライバーでTOYO TIRESアンバサダーのケン・ブロック選手のマシンや、モータースポーツの技術や自動車工学の実用化推進と実証に基づいて試作された車両クラスの「エキシビション」に参戦するスコット・バードソル選手やアーロン・カフマン選手らのチームに対して、パイクスピーク特有の過酷な環境と路面に対応するために開発したパイクスピークレース専用のウルトラハイパフォーマンスタイヤ「PROXES（プロクセス）」シリーズを供給し、同レースでの活躍をサポートするとしている。

市販品のプロクセス TR1