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ヤマハ、鈴鹿8耐に「YART」がヤマハトップチームとして参戦

2022年6月17日 発表

 ヤマハ発動機は6月17日、2019年以来3年ぶりの開催となる鈴鹿8耐「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会」(鈴鹿サーキット:8月4日~7日開催)に、ヤマハ発動機のトップチームとしてYART「#7 YAMALUBE YART YAMAHA EWC Official Team」が出場すると発表した。

 YART(Yamaha Austria Racing Team)は、世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦するチームで、ライダーはニッコロ・カネパ選手(イタリア)、マービン・フリッツ選手(ドイツ)、カレル・ハニカ選手(チェコ)の3人、チームの指揮をとるのはマンディ・カインツ監督。参戦車両にはチーム名にも入るヤマハの純正オイル「YAMALUBE(ヤマルーブ)」の最高峰エンジンオイル「RS4GP(アールエスフォージーピー)」のボトルをイメージした鈴鹿8耐専用グラフィックが採用される。

 YARTは2000年代前半からEWC参戦を開始して着実に実力をつけ、2009年には初のタイトルを獲得。その後もEWCを代表するチームとしてタイトルを争ってきたが、現在まで2度目のタイトル獲得には至っていない。2022年シーズンは、カネパ選手、フリッツ選手、ハニカ選手の布陣で臨み、フランスで行なわれた開幕戦のル・マン24時間耐久ロードレースは2位。ベルギーでの第2戦スパ24時間耐久ロードレースでは、トップ走行中にトラブルでリタイアとなる不運に見舞われ、第2戦終了時点でトップに30ポイント差のランキング3位につけている。

 ヤマハは、鈴鹿8耐参戦マシンとなる「YZF-R1」への技術サポートを行なうほか、大会本番でもチーム運営を支援。鈴鹿8耐では、フランス・ボルドールでの最終戦で年間タイトルを獲得するためにも、EWCレギュラー参戦チームの最上位を目指すとしている。