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ヤマハ、鈴鹿8耐4連覇へ挑戦する参戦体制と「YZF-R1」20周年特別カラーの参戦マシン公開

7月26日〜29日開催「2017-2018 FIM世界耐久選手権最終戦 ”コカ・コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース」

2018年6月16日 発表

「YZF-R1」20周年特別カラーの参戦マシン

 ヤマハ発動機は、7月26日〜29日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第41回大会」の参戦体制と特別カラーの参戦マシン「YZF-R1」を公開した。ヤマハは「R1 evolution Rの“進化”が“革命”を起こす。」をスローガンに、鈴鹿8耐4連覇とEWCの連覇を目指す。

 チーム体制は、ファクトリー体制の「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」に加えて、2017-2018 FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦する「GMT94(GMT94 Yamaha Official EWC Team)」「YART(YART Yamaha Official EWC Team)」が出場。

 参戦マシンは、1998年に発売した「YZF-R1」の20周年を記念して、3チームとも赤・白のカラーリングをベースに、初代モデルの「YZF」「R1」ロゴ、「20周年記念」ロゴなどを配した。

 参戦ライダーは、2017年に同社初となる鈴鹿8耐3連覇を達成した「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」から、その3連覇を牽引した中須賀克行選手、アレックス・ローズ選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手の3人が出場。監督は、全日本のファクトリーチームで指揮を執る吉川和多留監督。

中須賀克行選手
アレックス・ローズ選手
マイケル・ファン・デル・マーク選手

 EWCの2017-2018シリーズで現在ランキング2位のGMT94からは、デビット・チェカ選手、マイク・ディ・メリオ選手、ニッコロ・カネパ選手の3人がシリーズ連覇をかけて挑戦。また、ランキング13位につけるYARTは、ブロック・パークス選手、マービン・フリッツ選手、藤田拓哉選手、マックス・ノイキルヒナー選手の4人を招集して、事前テストの結果や体調などを考慮し、最適な布陣で本番に臨む。

2017年はYAMAHA FACTORY RACING TEAMが3連覇を達成

 YAMAHA FACTORY RACING TEAMの中須賀克行選手は「YZF-R1の20周年という節目の年に、YAMAHA FACTORY RACING TEAMで4連覇に挑戦できることをとてもうれしく思います。今年のライバルも強力なラインナップになりますが、僕自身は全日本で、アレックス選手とマイケル選手はスーパーバイクでR1とともに好調を維持しており、その3人が再集結するということで、昨年以上に強力なチームになると自負しています。R1の20周年に華を添えられるよう、ファンの皆さんの期待に応えられるようがんばりますので、今年も応援よろしくお願いします」とコメント。

 アレックス・ローズ選手は「本当に大切で、楽しいレースである鈴鹿8耐に、再びヤマハのファクトリーライダーとして参戦できることを光栄に思います。また、昨年ともに大きな成功を収めたマイケル、そして中須賀さんと再びチームを組めることをとても楽しみにしています。僕にとって今回は、YAMAHA FACTORY RACING TEAMで3年連続の勝利を、20周年記念のR1によって達成するチャンスになります。今から本番が待ちきれません!」とコメント。

 マイケル・ファン・デル・マーク選手は「YAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員として再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思います。僕たちは昨年すばらしいレースをすることができました。YZF-R1の20周年を祝う今年の鈴鹿8耐でも、アレックスと中須賀さんとともに、きっとよい結果を得ることができると信じています」とコメントしている。