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ヤマハ、鈴鹿8耐参戦マシンに「ヤマハTECH21チーム」カラー復刻。大会5連覇目指す体制発表

ゼッケン21の原点となった1985年の鈴鹿8耐参戦マシンのカラーを復刻

2019年5月22日 発表

「ヤマハTECH21チーム」復刻カラーを採用した参戦マシンと「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の中須賀克行選手(左から2番目)、吉川和多留監督(左から3番目)

 ヤマハ発動機は5月22日、「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第42回大会」(三重県・鈴鹿サーキット:7月25~28日開催)の参戦体制を発表。ワークス参戦マシンとして1985年の「ヤマハTECH21チーム」復刻カラーを採用した「YZF-R1」を世界初公開した。

 鈴鹿8耐の5連覇を目指すファクトリーチーム「#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAM」の体制は、2017年以来3大会連続となる中須賀克行選手、アレックス・ローズ選手、マイケル・ファン・デル・マーク選手の3名が出場。監督は、全日本のファクトリーチームで指揮を執る吉川和多留氏が務める。

中須賀克行選手
アレックス・ローズ選手
マイケル・ファン・デル・マーク選手
資生堂が販売していた男性化粧品ブランド「SHISEIDO TECH21」のロゴが入った参戦マシン

 参戦マシンのYZF-R1には、YZF-R1が2019年で発売21周年を迎えたことに合わせて、ヤマハのエースゼッケン「21」の原点となった1985年の鈴鹿8耐参戦マシン「ヤマハTECH21チーム」の復刻カラーが採用された。

 中須賀選手は「今年はYZF-R1にとってヤマハのエースゼッケンと同じ21周年ということで、ヤマハTECH21チームのカラーが採用されましたが、鈴鹿8耐を象徴するカラーでの参戦となり、非常に身の引き締まる思いです。ヤマハTECH21チームが活躍した1985-1990年は私も幼く、当時をよく知らない世代ですが、日本のレース史で最も熱い時代であったことは知っています。5連覇はもちろん、レース界に携わる1人のライダーとして、ライバルと一緒に当時の熱狂を取り戻せるようなレースを目指し全力を尽くします。ぜひ鈴鹿でお会いしましょう」とコメント。

 ローズ選手は「今年もヤマハで鈴鹿8耐に出場できることをとても光栄に思います。ここ数年同じメンバーで出場しているのでお互いよく理解しており、気の合う最高のチームで5連勝を目指してがんばります。また、新しいTECH21カラーにもワクワクしています。実物を見るのが本当に楽しみだし、今から本番が待ちきれません」とコメント。

 ファン・デル・マーク選手は「今年も再び鈴鹿8耐に参戦できることをとてもうれしく思いますし、中須賀選手、ローズ選手とともにYAMAHA FACTORY RACING TEAMの一員になれたことを誇りに思います。僕たちの目標はもちろん5連覇です。とても厳しい戦いになると思いますが、楽しみでもありますし、ここ数年の特別な思い出とともに全力でがんばります。また今年は、TECH21スペシャルカラーのYZF-R1に乗ることができるので、本当に特別なウィークになると思います。8耐で日本のファンの皆さんに会えることを楽しみにしています」とコメントしている。

 そのほか鈴鹿8耐には、2018-2019 FIM世界耐久選手権(EWC)にレギュラー参戦する「#7 YART Yamaha Official EWC Team」から、ブロック・パークス選手、マービン・フリッツ選手、ニッコロ・カネパ選手の3名が出場する。

ブロック・パークス選手
マービン・フリッツ選手
ニッコロ・カネパ選手