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【鈴鹿8耐 2019】正式結果発表でカワサキ10号車の優勝が確定

モビリティランドが順位結果変更に至る過程を公表

2019年7月29日 発表

優勝が確定した10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」。左からレオン・ハスラム選手、ジョナサン・レイ選手、トプラック・ラズガットリオグル選手

 鈴鹿サーキットを運営するモビリティランドは7月29日、7月28日に鈴鹿サーキットで開催された「2018-2019 FIM世界耐久選手権 最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レース 第42回大会」の正式結果を発表するとともに、暫定表彰式終了後の順位結果変更に関して決勝レースの結果や変更に至る過程を公表した。

 正式結果については、1位:10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」、2位:21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」、3位:33号車「Red Bull Honda」で確定した。

左から2位の21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」、1位の10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」、3位の33号車「Red Bull Honda」

 暫定表彰式終了後の順位結果変更に関しては、時系列で変更に至る過程が説明されている。以下にその内容を記載する。

2019 "コカ·コーラ" 鈴鹿8耐 決勝レース順位結果変更に関する過程

・19時28分:10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」がターン5で転倒。

・19時28分:FIM レースディレクターが赤旗の提示を決定。この時点での赤旗提示により"レースが終了した"と判断。

・19時40分頃:暫定結果として、計時モニターにて総合順位を発表。(以下1位~3位までの抜粋)

1位:21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」
2位:33号車「Red Bull Honda」
3位:1号車「F.C.C. TSR Honda France」

 なお「FIM Endurance World Championship and Cup Regulations 1.22.5」に基づき、"レースが終了"して以降、5分以内にフィニッシュラインを通過しなければならないという規則が存在するため、転倒後フィニッシュラインを通過できなかった10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」は順位認定から除外。

・19時50分頃:この時点での暫定結果に基づき、暫定表彰式を実施。

・20時10分:決勝レースの暫定結果表を発行。(以下1位~3位までを抜粋)

1位:21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」
2位:33号車「Red Bull Honda」
3位:1号車「F.C.C. TSR Honda France」

・20時35分:10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」からの暫定結果に対する抗議を受理。

・21時35分:抗議を受け、FIM レースディレクションにおいて赤旗の運用規則を再度厳密に精査し、「FIM Endurance World Championship and Cup Regulations 1.23.1」に定められた赤旗中断時の規則を適用し、"赤旗提示の1周前(216周)の順位を結果として採用する"という規則に則り、暫定結果を変更。(以下1位~4位までの抜粋)

1位:10号車「Kawasaki Racing Team Suzuka 8H」
2位:21号車「YAMAHA FACTORY RACING TEAM」
3位:33号車「Red Bull Honda」
4位:1号車「F.C.C. TSR Honda France」

・7月29日16時17分:レース後の車検終了を受け、正式結果を発表。

「2018-2019 FIM世界耐久選手権 最終戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レース 第42回大会」の正式結果