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トヨタとKINTO、「アルファード」「ヴェルファイア」対象にクルマを「進化」させるメニュー提案開始

2022年7月7日 発表

「KINTO FACTORY」の「進化」のメニューを施工する様子

 トヨタ自動車とKINTOは7月7日、両社によるサービス「KINTO FACTORY」を通じて、クルマを「進化」させるメニューを提案していく取り組みに初挑戦すると発表した。7月8日より「アルファード」「ヴェルファイア」を対象に実施する実証で、協力してもらうユーザーを募集する。募集期間は、2022年7月8日12時より2か月間、予定数は100人で予定数に達し次第、終了となる。

 両社の取り組みは、ユーザー1人ひとりの運転をオンラインで診断を実施し、その結果に応じてクルマを「進化」させるメニューを提案していくというもの。具体的には、アルファードやヴェルファイアのユーザーに協力してもらい、コネクティッドサービス「T-Connect」を通じて、アクセルやブレーキ、ステアリングの操作やそれにかかる時間など、過去の運転データを収集し、特徴や個性を数値化。そのうえで、現状の運転に対する評価とアドバイスをまとめた診断結果「ドライブチェックレポート」をオンラインでユーザーに送り、結果に応じて「進化」のメニューを提案するという。

「KINTO FACTORY」施工スタートでクルマを「進化」させる挑戦を本格化

 応募にあたっての条件は、「T-Connect」に加入のうえ、2020年1月以降に発売のアルファード、ヴェルファイアのハイブリッド仕様に現在乗っていること。運転診断の流れは、申し込みフォームを通じて、氏名、メールアドレス、住まいの地域、車台番号などの個人情報を提出。応募者の中から協力をお願いするユーザーには、申し込みから10日以内に「ドライブチェックレポート」がオンラインで送られてくるので、「ドライブチェックレポート」を受け取ったのちに、所定のアンケートへの回答に協力すると、回答が確認され次第、謝礼としてAmazonギフト券5000円分がメールで送られる。

 これまで、トヨタとKINTOでは、2022年1月よりユーザーが乗るクルマに、技術革新や経年劣化に合わせてソフトウェア・ハードウェアの機能やアイテムをタイムリーに反映することで、最新の状態に「進化」させるサービス「KINTO FACTORY」を始めている。こうした「進化」を、すべてのユーザーに一律ではなく、1人ひとりに合わせて届けていくため、トヨタの技術で、クルマのデータをもとに運転の特徴や個性をオンラインで診断し、その結果に応じて、「KINTO FACTORY」の「進化」のメニューをユーザーごとに提案していく取り組みに初めて挑戦することを決めたとしている。

「KINTO FACTORY」の利用イメージ
「ドライブチェックレポート」のイメージ