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トヨタとKINTOの新サービス「KINTO FACTORY」 トヨタ初「なめらかブレーキ」機能をソフトの書き換えで提供
2022年1月28日 17:33
- 2022年1月28日 発表
トヨタ自動車とKINTOは1月28日、販売済みのトヨタ車とレクサス車の8車種を対象に、「アップグレード」や「リフォーム」といったメニューを提供する新たなサービス「KINTO FACTORY」を開始すると発表した。
KINTO FACTORYは、販売済みのクルマに対して、クルマの基本性能を向上させる安全装備などを後付けする「アップグレード」や、経年劣化した内外装のリフレッシュやアイテム交換など「リフォーム」を提供する新サービス。
対象となる車種は、アクア(2011~2021※2021年発売の現行モデルは除く)、プリウス(2009~2021※旧型モデル2009~2015は本革ステアリングへの交換のみ)、プリウスα(2011~2015)、アルファード/ヴェルファイア(2015~2021)、レクサスのUX(2018~2021)、NX(2014~2021※2021年発売の現行型モデルは除く)、CT(2011~2021)と、計8車種。
施工対応店舗は、トヨタ車は、トヨタモビリティ東京の「芝浦店」「深川南店」「U-Car足立島根店」「三田店」(なめらかブレーキの「アップグレード」のみ)、トヨタユーゼックの「カーロッツ浜松」。レクサスはトヨタモビリティ東京の24店舗と、東京都内と静岡県浜松市のあわせて29店舗に限定したうえで、順次拡大予定としている。
KINTO FACTORY第1弾のメニューとして提供される「アップグレード」では、トヨタ初の機能となる「なめらかブレーキ」が提供される。「なめらかブレーキ」は「アルファード」と「ヴェルファイア」のハイブリッド車に設定され、ソフトウェアの書き換えを通じて反映させる。ブレーキをかける際の急激な揺れを抑えて、クルマに乗るユーザーの快適性を向上させる機能となり、価格については1万9800円からとなっている。
そのほか、「パーキングサポートブレーキ(静止物)」といった最新の安全装備の後付け、「ハンズフリーパワーバックドア」の後付けなどを用意。
また「リフォーム」のメニューでは、シート表皮およびクッション部分の取り換え、本革ステアリングホイールへの交換に対応するなど、多彩なラインアップを取り揃えた。なお、車種・グレードによって購入できるメニューは異なるので、詳細は専用Webサイトで確認してほしい。
トヨタとKINTOでは、クルマを最新の状態に「進化」させるための方法として、クルマの基本性能を向上させる安全装備などを後付けする「アップグレード」、経年劣化した内外装のリフレッシュやアイテム交換など「リフォーム」、ユーザーが運転する際のデータをもとに、一人ひとりの個性や好みに合わせてクルマの設定を最適化「パーソナライズ」といった3つの方法を考えている。
「アップグレード」と「リフォーム」のメニューは、今後の技術革新に合わせて増やしていくとともに、対象の車種や施工対応店舗もユーザーの利用状況などを踏まえながら順次拡大。「パーソナライズ」については、最先端の取り組みとして位置付けたうえで、ユーザーに早く届けられるように、サービス化に向けて準備を進めていくとしている。