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グランツーリスモ7、スカイライン スーパーシルエットなど新規収録車種をアップデート配信

2022年7月28日15時(日本時間)配信開始

日産 スカイライン Super Silhouette Group 5 '84

 ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、PS5/PS4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』について、新規収録車種として「ポルシェ 918 Spyder '13」「日産 スカイライン Super Silhouette Group 5 '84」「マセラティ A6GCS/53 Spyder '54」を追加するアップデートを2022年7月28日15時(日本時間)より配信する。

 7月28日より配信を開始するアップデートでは、新規収録車種のほか、スケープスに「四国地方」と「トミカタウン」の特集も追加される。

『グランツーリスモ7』2022年7月アップデートトレーラー

「ポルシェ 918 Spyder '13」

ポルシェ 918 Spyder '13

 カレラ GTの栄光を受け継ぐプラグイン・ハイブリッドをまとったスーパースポーツカー「ポルシェ 918 Spyder」は、2011年に発表されたポルシェのスーパースポーツカー。カレラ GTの後継にあたり、車名のとおり918台限定で販売された。

 最大の特徴はプラグイン・ハイブリッドであること。プロトタイプレーシングカーであるRS Spyderのエンジンをベースにした608PSの4.6L V8をミッドシップ・マウントし、フロントに2つ、リアに1つのモーターを搭載。システム合計出力は886PSにのぼる。そのパフォーマンスは強烈で、オプションのヴァイザッハ・パッケージを選んだ場合、0-100km/hは2.6秒、0-200km/hは7.2秒、0-300km/hは19.9秒。最高速は345km/hと発表され、ニュルブルクリンク北コースでは6分57秒というラップタイムをマークしている。

「日産 スカイライン Super Silhouette Group 5 '84」

日産 スカイライン Super Silhouette Group 5 '84

 80年代のレースシーンを飾った「異形のスカイライン」。日本のモータースポーツを席巻した“ハコスカGT-R”がレース活動に終止符を打ったのは1972年のこと。しかしスカイライン神話は止まず、ファンはそのサーキット復帰を切々と訴え続けた。

 思いがかなったのは1982年のこと。日産は“ケンメリGT-R”以来となる4バルブDOHCエンジンを積む6代目スカイライン「2000RS」をベースにシルエットフォーミュラを作り、サーキットへ送り込んだ。このクルマこそが「スカイライン Super Silhouette(スーパーシルエット)」だ。

 スーパーシルエットとは、量産車の形状(シルエット)だけを残したレース専用車両を指す。日本では1979年、富士グランチャンピオンレース(通称“グラチャン”)のサポートレースとして始まった「富士スーパーシルエットシリーズ」で活躍したが、このレースはほどなく、メインイベントの“グラチャン”を凌ぐ人気レースへと成長する。

「スカイライン Super Silhouette」はそのレースの象徴となった1台だ。路面を削るように張り出したチンスポイラー、過激なまでに拡幅された前後フェンダーと大型のリアウィングをまとったボディに、レース専用の2.1リッター 4気筒ターボのLZ20B型エンジンを搭載。左ドア下のマフラーからアフターファイヤを吐いてサーキットを走る様は、クルマ好きの心を揺さぶる圧倒的な存在感に満ちていた。

「マセラティ A6GCS/53 Spyder '54」

マセラティ A6GCS/53 Spyder '54

 グランツーリスモ・トロフィーを受賞した流麗な2シータースポーツ。毎年8月に米国で行なわれるペブルビーチ・コンクール・デレガンスは、古今東西の最も美しいクルマが集まる場として世界中で知られている。その賞典のひとつであるグランツーリスモ・トロフィーの2014年受賞車は、シャシーナンバー・2078の「マセラティ A6GCS Spyder」だった。

 A6は、1947年から1956年にかけてマセラティが展開した直列6気筒のGTカーやレーシングカーのシリーズの名称。中でもスポーツカー選手権を戦うためのGCSは、当初は葉巻型のGPカーを2シーターにしたような姿だったが、1953年からは競技規定の関係で、いくつかのカロッツェリアがチューブラーフレームに思い思いのボディを架装するようになる。

 シャシーナンバー・2078もそのうちの1台で、カロッツェリア・ファントゥッティによる美しいアルミ製のスパイダーボディを纏っている。ジョアッキーノ・コロンボ作の170 PSのエンジンを搭載。マセラティのワークスカーとして、1954年シーズンに6つのクラス優勝と3つの総合優勝を勝ち取った。

スケープス 特集追加

四国地方
トミカタウン

 そのほか、スケープス特集では「四国地方」「トミカタウン」が追加された。