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トヨタ、新型コンパクトミニバン「シエンタ」発表会 フットボールアワーの岩尾さんら愛犬家がシエンタの魅力を語る
2022年8月25日 07:30
- 2022年8月23日 発売
- 195万円～310万8000円
8月23日時点で約2万4000台の受注
トヨタ自動車は8月23日、同日にフルモデルチェンジして発売した5ナンバーサイズのコンパクトミニバン「シエンタ」の発表会を、ららぽーと豊洲（東京都江東区豊洲）で開催した。新型シエンタの価格は195万円～310万8000円。
シエンタは4m台前半の全長を持つ5ナンバーサイズのボディに3列シートを備え、コンパクトカーに近い運転感覚と多人数乗車を両立させる“トヨタ最小ミニバン”として2003年に初代モデルがデビュー。2015年にフルモデルチェンジして2代目となり、今回のモデルは3代目となる。
新型シエンタのプラットフォームはTNGAプラットフォーム（GA-B）をベースに新設計したもの。主要な骨格を連結させた環状骨格構造として結合部の剛性を高めるとともに、軽量でありながらバランスの取れた高剛性ボディによって、上質な乗り心地と優れた操縦安定性を実現するという。また、車両の主要骨格に使われる構造用接着剤およびルーフパネルに採用されているマスチックシーラーの一部を高減衰タイプとすることで、操縦安定性、乗り心地、静粛性を向上。
また、高剛性ボディに対して前後のサスペンションジオメトリーを最適化し、フロントにマクファーソンストラット式を、リアにトーションビーム式を採用。最小回転半径は5.0mとし、狭い道や駐車場などでのスムーズな取りまわしを実現する。
パワートレーンは直列3気筒1.5リッターダイナミックフォースエンジン（M15A-FKS）にCVTを組み合わせるガソリンモデル、直列3気筒1.5リッターエンジン（M15A-FXE）採用のハイブリッドモデルを用意。ガソリンモデルのCVTはマニュアル感覚でシフトチェンジできる10速シーケンシャルシフトマチックを設定し、2WD（FF）のみの展開でWLTCモード燃費は18.4km/L（5人乗り）とした。また、ハイブリッドモデルのWLTCモード燃費は28.8km/L（2WD・5人乗りのXグレード）をマークし、こちらはE-Four仕様も設定する。
そしてミニバンとして重要な項目となる室内空間については、従来からの「扱いやすい5ナンバーサイズ」「最新の安全・安心装備」「低燃費」「購入しやすい価格」という特徴はそのままに、初代からの「使い勝手のよい室内空間」を一層磨き上げたという。
具体的には扱いやすい5ナンバーサイズはそのままに、従来モデルから20mm高くした室内高に加え、水平基調の低いベルトライン、サイドガラスを立てた意匠によって広く開放感ある室内空間を作り上げた。
また、クラストップレベルとなる最大1000mm（従来型比＋80mm）の前後カップルディスタンスを実現し、2列目の居住性を向上。330mmと低いフロア地上高や段差のないフラットなフロアを踏襲しつつ、パワースライドドア開口部の高さを1200mm（従来型比＋60mm）に広げ、後席への優れた乗降性を実現。バックドア開口部についても高さを15mm（従来型比）拡大、荷室高も従来型比で20mm高くしており、27インチタイヤの自転車でもハンドルを開口部にとられることなく積載できるという。
新型シエンタでは各グレードに5名乗車仕様と7名乗車仕様を用意し、2列シートの5名乗車仕様では荷室床面に加え、2列目シートのチルトダウン構造を見直し、格納時のシート背面高さを下げたことで荷室高を従来型比で50mm拡大することに成功している。
新型シエンタではプリクラッシュセーフティ、レーントレーシングアシスト（LTA）＋レーンディパーチャーアシスト（LDA）、レーダークルーズコントロール、ロードサインアシスト（RSA）、プロアクティブドライビングアシスト（PDA）、発進遅れ告知機能（TMN）などで構成される最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備したのもトピックの1つ。
また、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能「アドバンストパーク」も設定し、ハンドル操作、アクセル、ブレーキ、シフトチェンジの全操作を車両が支援するとともに、俯瞰映像に車両周辺の死角や目標駐車位置などを常に表示し、安全・安心でスムーズな駐車を実現している。
なお、新型シエンタの月販目標台数は8300台となっているが、8月23日の時点で約2万4000台の注文を受けているとのこと。
愛犬家から見た新型シエンタの魅力は？
新型シエンタの発表会は、ららぽーと豊洲に新たにオープンした「SIENTA DOG PARK」（1F 中庭シーサイドデッキ）で行なわれ、フットボールアワーの岩尾望さん、タレントの重盛さと美さん、モデル・女優の古畑星夏さんが登壇して新型シエンタの魅力をアピールした。
入場料無料のSIENTA DOG PARKは、トヨタが8月24日～28日（各日10時～18時）の期間限定でオープンする愛犬と一緒に楽しめる新スポット。プロのドッグカメラマンが愛犬を撮影する撮影会をはじめ、愛犬がプリントされたオリジナル“ドッグインカー”パネルのプレゼント、SNS投稿した人にオリジナルサコッシュのプレゼントといったサービスが用意されるとともに、ドッグランの30分無料券ももらえる。
愛犬家として知られるお三方からは飼っている犬への愛が語られるとともに、ステージ上に飾られた新型シエンタの魅力について紹介。岩尾さんは「僕が乗っても窮屈な感じがしないぐらい十分くつろげるスペースがありますし、クッションなどを置くだけでテントを持っていかなくても簡単にアウトドアを楽しめそうですね。足も伸ばせるし、わんちゃんも落ち着くでしょうね」と評価。
また、重盛さんからは「床が低くなっていて、ペットも乗り降りしやすいです！ これならタルト（重盛さんの愛犬）も自分で乗れちゃいそうですね」と語られるとともに、古畑さんからは車両感覚がつかみやすいと紹介された運転席に乗り、「本当だ、クルマから寄り添って運転してくれている感覚になりますね！ 運転スペースも広いですし、ミラー部分も大きいので開放感がありますし、視野が広がって運転しやすそう」との声が聞かれた。
