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ロイヤルエンフィールド、新型「ハンター 350」 2つの仕様を持つ都市型スポーツバイク
2022年9月2日 10:00
- 2023年日本導入予定
日本には「メトロ ハンター」が導入予定
ロイヤルエンフィールド(Royal Enfield)は8月7日(現地時間)、新型スポーツバイク「ハンター(Hunter)350」を発表した。日本導入は2023年の予定。
ハンター 350は都市にフィットするモーターサイクルを想定して設計された1台。ロイヤルエンフィールドのJシリーズ350ccプラットフォームをベースに、ハリスパフォーマンスのシャシーを組み合わせることで、俊敏性と軽快な楽しさを両立。シャシージオメトリーは最適な車高重量比を実現するよう設計されている一方で、ワイドかつロングなワンピースシートにより優れた快適性を実現。レーキ角とトレール角を見直し、800mmの低いシート高、短いホイールベースによって優れた操縦性と安定感を達成した。
エンジンは最近の「Meteor」「Classic 350」と同じく、フューエルインジェクションを採用し、最高出力20.2bhp(20.5PS)/6100rpm、最大トルク27Nm/4000rpmを発生する空冷単気筒349ccJシリーズを搭載。力強い低速トルクとスムーズなパワーデリバリー、爽やかで洗練された乗り心地を実現。また、振動を抑えるプライマリーバランサーシャフトを採用し、レスポンスのよさと洗練された走行を両立するとともに、最適化された5速ギアボックスにより、キレのあるスムーズなギアシフトも実現する。
ハンター 350は「レトロ ハンター(Retro Hunter)」「メトロ ハンター(Metro Hunter)」の2つのエディションを用意。どちらも優れたハンドリングとシンメトリーな外観を実現する合金ホイールとフロント110/70×17インチ、リア140/70×17インチのチューブレスタイヤを装備し、さらにフロント300mm、リア270mmのディスクブレーキ、デュアルチャンネルABS、エンデュランス製フロント/リアサスペンション、便利なセンタースタンドを装備している。
レトロ ハンターは17インチのスポークホイール、300mmのフロントディスクブレーキ、6インチのリアドラムブレーキ、ショーワ製フロント/リアサスペンション、シングルチャンネルABS、必要な情報を適切に表示するレトロスタイルのデジタルアナログ式インストルメントクラスター、2種類のクラシカルなシングルカラータンクを装備する。
日本に導入が予定されているメトロ ハンターは、2トーンカラー、鋳造合金ホイール、ワイドなチューブレスタイヤ、丸みを帯びたテールランプなど、より現代的な外観が特徴。シックなタンクカラーとグラフィックから選ぶエディションと、ロイヤルエンフィールドを彩る個性的なフューエルタンクのデザインから3種類を選んで仕上げるトップエディションの2つのエディションに、5つのカラーバリエーションを設定。
そのほかにも、LEDテールランプとオドメーター、トリップメーター、ギヤインジケーター、燃料計と残量警告、時計、サービスリマインダーを表示するプレミアムデジタルアナログメータークラスターがスタイリッシュなパッケージの完成度をより高めるほか、すべてのモデルでロータリー式のメインスイッチをはじめとするシンプルで操作しやすいスイッチと、USB充電ポートをハンドルバーに搭載する。
ロイヤルエンフィールドの親会社であるアイシャー・モーターズのマネージングディレクターであるシッダールタ・ラル氏は、「ロイヤルエンフィールドでは、ユーザーやコミュニティと密接に関わりを持っています。私たちのモーターサイクルは、ユーザーの要望によって形が創られます。私たちの掲げる“ピュア・モーターサイクリング”の新しい体験と形式を、私たちのユーザーコミュニティのために創造することを目指しています。これまでに、私たちのブランドを愛しながらも、ブランドに正しさを見いだし切れていなかった情熱的なモーターサイクリストがいました。ハンター350はそのような方々のためのモデルです。ハンター350は、一見異なる種類のモーターサイクルの長所を組み合わせ、非常にスタイリッシュで楽しいパッケージにまとめられ、紛れもなくロイヤルエンフィールドらしさを備えた新しい純粋なモーターサイクルです」と述べている。
また、ロイヤルエンフィールドのCEOであるB・ゴビンダラジャン氏は、「ハンター 350は、数年にわたる世界中のインサイト収集とユーザー調査の成果となります。経験豊富なライダーには刺激的で、初めて乗るライダーには簡単で親しみやすい、大都市にふさわしいモーターサイクルです。短いホイールベース、よりコンパクトなジオメトリー、そして軽量化により、都市部での軽快な走りと操作実現しています。この新しく生まれ変わったロードスターが、世界の新しいユーザーをピュア・モーターサイクリングの世界へと導いてくれると確信しています」とコメントしている。
さらに、ロイヤルエンフィールドのデザインチーフであるマーク・ウェルズ氏は、「ロイヤルエンフィールドが、より楽しく、より軽く、より俊敏な350ロードスターを開発することは、至極当然のことだと感じました。新鮮でありながら、完全にロイヤルエンフィールドを体現しています。ハンターを見るたびに若い頃、バイクに飛び乗り、仲間と待ち合わせをしている時のような気楽な気分にさせてくれます」とコメントしている。