シトロエン、6年ぶり新ロゴ公開 コンセプトカー登場予告も

　シトロエンは9月27日（現地時間）、新しいコーポレート・ブランド・アイデンティティと新ロゴを発表した。新ロゴは1919年に採用されたオーバル形状のものを再解釈したデザインとなり、9月末にデビューするコンセプトカーに採用され、2023年半ばから順次、製品やコンセプトカーに採用予定としている。

　新しいコーポレート・ブランド・アイデンティティと新ロゴの採用は、すべての人に電動モビリティを提供するというミッションを加速させ、手ごろな価格、大胆さ、顧客の幸福のためといったコアDNAを拡張することで、103年の歴史を持つブランドに新時代が始動することを示した。

　新しいロゴのデザインは、創業者アンドレ・シトロエン氏が初めて採用したロゴを再解釈したもので、シトロエン103年の歴史の中で10回目の進化。その形状は、シトロエン氏が最初に設立した金属加工会社がシェブロン形状の「ヘリンボーン」ギアシステムを製造し、成功したことにヒントを得ている。

歴代ロゴと新デザインのロゴ

　新しいエンブレムは、9月末にシトロエン・ファミリーとして登場するコンセプトカーでデビューする予定。このエンブレムは、2023年半ば以降、シトロエンの市販車やコンセプトカーに順次採用される予定。

　シトロエンCEOのヴァンサン・コベ氏は「103年にわたる輝かしい歴史の中で、おそらく最もエキサイティングな章に着手する今こそ、シトロエンはモダンで現代的な新しい外観を身につけるべき時なのです。私たちの新しいアイデンティティは、伝統的な業界のルールに挑戦する大胆で前向きなクルマでお客さまを物理的に動かし、特に電気自動車への移行など、お客さまのあらゆる体験がより手ごろで快適、そしてどんなニーズにも応えられるようにすることで感情を動かす、進歩の優雅なシンボルとなります。大胆で革新的なクルマで消費者を刺激してきた私たちの遺産は、未来のファミリーモビリティに対して、これまでとは異なる、より包括的なアプローチを採用する活力となっています。"シトロエンのように私たちを感動させるものはない、ということは過去、現在、未来のお客さまにも認めていただけると固く信じています」とコメントしている。