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シトロエン、新型フラグシップモデル「C5 X」は「新たなレベルのラグジュアリーと洗練を提供」とヘグストロム社長
2022年8月30日 09:00
- 2022年8月29日 発表
シトロエン(Stellantisジャパン)は8月29日、新型フラグシップモデル「C5 X」の日本導入を発表。10月1日に発売する。価格はSHINEが484万円、SHINE PACKが530万円、PLUG-IN HYBRIDが636万円。SHINEは受注生産モデルとなる。
新型C5 Xは4805×1865×1490mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2785mmというボディサイズで、セダンのエレガントさとステーションワゴンの実用性、SUVの力強さを組み合わせた独創的なデザインのDセグメントモデル。輸入車Dセグメントで最大級の全長とロングホイールベースにより、後部座席のスペースを拡大。直径720mmの大径タイヤを装着することでボディが持ち上がり、最低地上高を確保するとともに、アイポイントを高めた。トランク容量は545Lとステーション並みのスペースを確保し、幅広くスクエアな開口部で実用性を高めている。
パワートレーンは最高出力180PS、最大トルク250Nmを発生する4気筒DOHC 1.6リッターガソリンターボエンジンをSHINE、SHINE PACKに搭載。さらに、最高出力110PS、最大トルク320Nmを発生する電動モーターをフロントに搭載し、4気筒 1.6リッターガソリンターボエンジンとのシステムトータル出力は225PS/360NmとなるPLUG-IN HYBRIDを設定する。プラグインハイブリッドモデルのEV走行可能距離は65km、充電時間は家庭用200Vコンセントで5時間弱となる。
同日に東京都現代美術館で開催された発表会では、Stellantisジャパン 代表取締役社長 兼 CEOのポンタス・ヘグストロム氏があいさつ。現在のシトロエンについて、モデルラインアップは「C3 エアクロス」「C5 エアクロス」や、輸入車C-MPVセグメントとして圧倒的な販売台数を誇るという「ベルランゴ」、バッテリEVモデル「E-C4」など7種類に拡大。パワートレーンも高効率なブルーHDiディーゼルをはじめ、ガソリン、PHEV、BEVと多彩に取り揃えており、あらゆるニーズに対応すると語った。
また、「C5 Xは新しいブランドアイコンとして、欧州市場だけでなく世界各国での展開を視野に入れてデザインされています。C5 Xはステップアップを望む既存のシトロエンユーザーに、新たなレベルのラグジュアリーと洗練を提供します。同時に、その流麗なラインと最新のテクノロジー、そして絹のような滑らかな乗り心地は、必ずや新たなお客さまをこのブランドに惹きつけてくれることでしょう」と、新型C5 Xへの期待を語った。
続けて、Stellantisジャパン マーケティング部 シトロエン プロダクトマネジャー 水谷昌弘氏が新型C5 Xについて説明。「シトロエンのデザインチームが常に変化するマーケットのニーズを踏まえ、あまたある商品群の中で埋没しない独自のスタイリングの創出にモデルノウハウのすべてと情熱を注ぎ込みました。C5 Xのスタイリングの妙は、複数のシルエットの奇跡的とも言える融合です。正統派セダンが持つエレガントなステータスを滑らかでエアロダイナミクスに優れたラインで表現。ダイナミックかつ実用性を兼ね備えるステーションワゴン的な要素はユニークなエアロスタイリングに現われています。そしてSUVのようにまるで路面に踏ん張るかのようなたたずまいが、C5 Xをモダンでいっそう魅力的に感じさせます」とデザインについて語った。
新しいテクノロジーとして、フロントガラスに直接投影するタイプのエクステンデット・ヘッドアップディスプレイを採用。約4m前方に21インチサイズで浮かび上がるバーチャルディスプレイは、現状のマーケットで最大サイズを誇るとのこと。運転支援機能では、シトロエン初としてリアバンパーのコーナーにレーダーを内蔵し、ブラインドスポットの検知距離を75mに拡大することで、従来のソナーセンサーに比べてより高速で接近する車両を検知できるようになったほか、リバースで駐車位置から出る際に死角となる方向から接近する歩行者や車両を検知して警告するリアクロストラフィックアラートも搭載されている。
インフォテインメントシステムは新世代のものに刷新。12インチのディスプレイはスマートフォンのような操作性を実現。音声認識機能を初搭載し、ボイスコントロールでさまざまな機能を利用できるようになった。コネクテッドナビゲーションは2分ごとに最新の交通情報を反映させるほか、将来的なソフトウェアの更新は無線を介して行なわれるようになるとしている。
インテリアは乗り込んだ瞬間から快適さが伝わるよう、「くつろげるラウンジ」をテーマにデザイン。シンプルな水平ラインで構成しながら、素材の質感や色、感触を吟味して居心地のよさを重視し、車内に取り込まれる光の量や角度による陰影の変化にまで配慮されたとした。
さらに、セグメント最上の乗り心地とハンドリングを両立する装備として、プラグインハイブリッドモデルにはアドバンスト・コンフォート・アクティブサスペンションを搭載。C4やC5 エアクロスで実績のあるセカンダリーダンパー内蔵のプログレッシブ・ハイドロリック・クッションをベースに油圧可変制御を加え、車速や車高、加速度センサー、ドライバー操作といったさまざまな情報をパラメーターとして、4輪それぞれに最適なダンピングをリアルタイムで制御するとした。
また、マーケティング部 ダイレクター トマ・ビルコ氏がシトロエンのブランドについて説明したほか、ブランドマネジャー 中山領氏がマーケティングプランを紹介。新型C5 Xのカラーマテリアルを担当した カラーマテリアルプロジェクトマネジャー 柳沢知恵氏とAXIS編集長 上条昌宏氏のトークディスカッションも行なわれた。