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トヨタ、8月として過去最高の生産実績 グローバル生産が88万5812台に

2022年9月29日 発表

 トヨタ自動車は9月29日、2022年8月の販売、生産、輸出実績を発表した。公表された生産実績では、トヨタ、ダイハツ工業、日野自動車をあわせたグローバル生産台数が88万5812台となり、8月として過去最高となった。

 2022年8月の販売実績については、アジア各国を中心に前年が新型コロナウイルス感染拡大の影響により低迷していたことを受けて、グローバル販売で84万4028台(103.8%)、海外販売で72万27台(前年同月比109.7%)と、2021年を上まわる結果となった。海外販売についてはアジアを中心に販売が好調であったことにより8月として過去最高。

 8月の生産実績は、引き続き新型コロナウイルス感染拡大の影響や半導体不足の影響があったものの、需要の高い各地域を中心に、関係仕入先の努力の結果、グローバル生産で88万5812台(前年同月比139.5%)・海外生産で62万3556台(前年同月比160.7%)と、ともに8月として過去最高となった。

 なお、同社が9月22日に公表した10月の生産計画においても、通期生産見込みである約970万台についての変更はなく、10月グローバル生産台数については、半導体不足の影響により80万台程度(国内約25万台、海外約55万台)を見込み、10~12月のグローバル生産台数については平均で月85万台程度の生産を計画している。

 同社では「半導体不足および新型コロナウイルス感染拡大による影響等により、先を見通すことが依然困難な状況ですが、部品供給の状況を精査し、できるだけ急減産を抑えながら1日でも早く1台でも多くお客さまにお届けできるよう、引き続き努力してまいります」とコメントしている。