ニュース
フォルクスワーゲン、未発売の新型バッテリEV「ID.4」を横浜 赤レンガ倉庫で国内初展示中
2022年10月8日 12:26
- 2022年10月7日~10日 展示
フォルクスワーゲン ジャパンは、横浜赤レンガ倉庫特設会場(横浜市中区)で行なわれている「ドイツフェスティバル 2022」で、BEV(バッテリ電気自動車)の新型SUV「ID.4」を国内初展示した。
ID.4はフォルクスワーゲンの電気自動車ラインアップ「ID.ファミリー」に属するフォルクスワーゲン初のフル電動SUVとして2020年に登場。欧州での生産開始・発売に続き、現在、北米や中国でも生産・販売されている世界戦略モデルとして2021年に全世界で約12万台が販売され、フォルクスワーゲンでもっとも人気の高いEVモデルになっているという。
「ID.3」に続くフォルクスワーゲンの電動化専用プラットフォーム「MEB」を採用した2番目のBEVとなっており、駆動方式はRR(リアモーター・リアドライブ)。本国では4輪駆動仕様を展開するとともに、パフォーマンスモデル「GTX」などもラインアップする。日本では2022年内に正式発表される予定で、最初に導入されるのは「Pro Launch Edition」「Lite Launch Edition」の2種類になる。
今回、横浜赤レンガ倉庫に展示されたのは「Pro Launch Edition」となり、ボディサイズは4585×1850×1640mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは2770mm。搭載するバッテリの総電力量は77kWh、モーターの最高出力は150kW(204PS)/4621-8000rpm、最大トルクは310Nm(31.6kgfm)/0-4621rpm。一充電あたりの走行可能距離(WLTCモード)は561kmで、交流電力量消費率(WLTCモード)は153Wh/kmとした。
もう一方の「Lite Launch Edition」が搭載するバッテリの総電力量は52kWh、モーターの最高出力は170PS、最大トルクは310Nm。一充電あたりの走行可能距離(WLTCモード)は388kmとアナウンスされている。
横浜赤レンガ倉庫で展示されているID.4の室内には乗り込めないものの、外から覗くことは可能。興味のある方は「ドイツフェスティバル 2022」(開催時間は11時~21時)へ足を運んでみてほしい。
なお、ID.4が展示される「ドイツフェスティバル」は文化、グルメを通じて日本とドイツ両国の文化・伝統交流を図ることを目的に実施されるもので、2021年に盛大に祝う予定だった「日独交流160周年」をテーマに開催。フォルクスワーゲンは1953年の正規輸入開始以来、長年にわたって日本でも親しみのあるドイツブランドとして、より身近な輸入車ブランドとしての「親しみやすさ」もあわせて伝えていく。