トヨタ、11月は8工場11ラインで2日～9日間の稼働停止 通期生産台数は見通しの970万台を下まわる見込み

11月のグローバル生産台数は80万台程度の見込み

　トヨタ自動車は10月21日、11月の生産計画を発表。全14工場28ライン中、8工場11ラインで2日～最大9日間の稼働停止予定とした。

　これにより、11月のグローバル生産台数は、半導体不足の影響により、80万台程度（国内約25万台、海外約55万台）となる見込みとした。また、今回の計画公表により、2022年度通期生産台数は、これまでの見通しとなる970万台を下まわる見込みとしている。

　トヨタは、今後も半導体部品の影響など、先を見通すことが依然困難な状況ではあるとしつつ、部品供給を精査・注視し、関係各社と協議しながら、仕入先とともにあらゆる対策の検討を進めていくことで、1日でも早く、1台でも多くクルマを届けられるよう努力していくとした。

　11月の主な稼働停止予定は、「ノア」「ヴォクシー」を生産するトヨタ車体 富士松工場 第2ラインで9日間、「カローラ スポーツ」「カムリ」「クラウン」を生産するトヨタ自動車 堤工場 第2ラインで6日間、「RAV4」「ハリアー」を生産するトヨタ自動車 高岡工場 第2ラインで5日間、レクサス「NX」「NX450h＋」「ES」「UX」「UX300e」を生産するトヨタ自動車九州 宮田工場 第1ラインで2日間などとなる。

11月の国内稼働停止工場