ニュース

アウディ、ザウバーと2026年シーズンよりF1参戦

2022年10月26日(現地時間) 発表

アウディ、ザウバーをパートナーに2026年シーズンよりF1参戦

 独アウディは10月26日(現地時間)、F1チームのザウバーをパートナーに2026年シーズンよりF1に参戦すると発表した。アウディはパワーユニットを供給、ザウバーはレースカーの開発と製造を自社で行ない、レース運営の計画と実行を担当する。

 2026年シーズンの参戦に向けて、アウディでは2023年には人員、建物、および技術インフラの面でのノイブルク施設の拡張をほぼ完了する予定。2025年に予定される2026レギュレーションのF1テストカーに向けて製作をすすめる。

 F1では持続可能性に向けた取り組みとして、2026年から施行される新しいレギュレーションが採用されており、これはアウディがチャンピオンシップへの参加を決定するための重要な前提条件としている。さらに、F1では2030年までにレーシングシリーズとしてCO2ニュートラルになるという目標も設定している。

 2026年シーズンより採用されるパワーユニットについては、電力を使用する割合が大幅に増加され、高効率の1.6リッターターボチャージャー付きエンジンは、CO2ニュートラル(EU基準による)の持続可能な合成燃料を使用、電力の使用割合を増加させた電動ドライブトレインは、400kW (544HP) の内燃エンジンとほぼ同じパワーを発揮するとしている。

AUDI AG 取締役会会長の Markus Duesmann氏 (右) と AUDI AG 技術開発担当取締役の Oliver Hoffmann氏