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シトロエン、「C5 エアクロス SUV」マイナーチェンジで新世代フェイス採用

2022年11月1日 発表

487万9000円~637万6000円

 シトロエン(Stellantisジャパン)は11月1日、マイナーチェンジした「C5 エアクロス SUV」を発売した。シトロエン最新のデザインコードによる新世代フェイスであるV字型シグネチャーライトなどを採用、パワートレーンは1.6リッターガソリンと2.0リッターディーゼル、PHEV(プラグインハイブリッド車)の3種類を設定し、価格は487万9000円~637万6000円。

 モデルラインアップは、直列4気筒DOHC 1.6リッターガソリンターボエンジンに8速ATを採用する「SHINE」、直列4気筒DOHC 2.0リッターディーゼルターボエンジンに8速ATを採用する「SHINE Blue HDi」「SHINE PACK Blue HDi」、直列4気筒DOHC 1.6リッターガソリンターボエンジンに電動対応型8速ATを採用するPHEV「PLUG-IN-HYBRID」の4モデル。

 今回のフェイスリフトにより、エクステリアは丸みを帯びたフロントフェイスから、より直線的でモダンなデザインへと変更。中央には独立タイプのダブルシェブロンを配置。その左右に向けては、ピアノの鍵盤を思わせる縦型クロームのドットが走り、ヘッドライト内部の上下にのびるデイタイムランニングライトへと繋がる。そして、V字シェイプのシグネチャーライトを取り入れて精悍になったフロントデザインは、シトロエンファミリーの一員であることを明確にした。

 フロントバンパー下部にあるエアインテークのグリッドは、シトロエンの象徴であるダブルシェブロンをモチーフとしたもので、ボトムにはスキッドプレート風の装飾を追加。フロントサイドのエアスクープとボディサイドのエアバンプには、アクセントカラーを設定。リアのLEDライトクラスターは、3D効果が際立つ立体感を強調するデザインとなり、ルーフはブラックのルーフレールと一体となるようなバイトーンにし、フォルム全体を引き締めた。また、18インチアルミホイールもダイアモンドカットを施した新しいデザインを採用した。

 インテリアでは、すべてのシートに快適な座り心地をもたらす、シトロエン独自のアドバンストコンフォートシートを採用。ベースに低反発効果のある高密度ウレタンを用い、表層部に15mmの厚さでやわらかなスポンジを挟む手法が用いられている。高密度フォームと厚みのある構造が生み出す姿勢保持とダイナミックなコンフォート性能は、長距離ドライブの疲労を軽減するものとしている。

 後席にはフルサイズの3席独立シートを採用。3席ともに同じ座面幅で、それぞれにリクライニング機能と150mmの前後スライド機能を備えており、好みに応じた調整を可能にしている。

 上級グレードの「PLUG-IN HYBRID」と「SHINE PACK」のシートは、ダークブルーのナッパレザーと、座面と背もたれの中央部分は黒のパーフォレーテッドレザーのコンビネーションとすることで柔らかな触感をもたらし、さらに上質な座り心地へと進化させた。また、フロントシートヒーターや、シートバックに内蔵された8つのエアバッグで長距離ドライブをサポートする運転席マルチランバーサポートを採用し、快適性を高めた。SHINEのシートは、背もたれ中央部分がアルカンタラ、サイド部はテップレザーを採用。いずれのシートにも、ダブルシェブロンをモチーフとしたブルーのステッチが施されている。

 全グレード共通の仕様として、ブラックダッシュボードやドアアームレストのステッチがブルーとなり、またセンターコンソールには、コンパクトなシフトセレクターとドライブモードセレクターを採用したことにより、小物入れの容量が拡大、利便性を向上。足下のペダル類はアルミ仕様で仕上げられている。

 そのほか、ADAS(先進運転支援システム)として、全モデルに最新のセーフティ&ドライバーアシストを採用。前走車との車間距離を保つアクティブクルーズコントロールには、走行ポジションを維持するレーンポジショニングアシストと、渋滞時の車両停止後、再発進を自動で行なうトラフィックジャムアシスト機能を統合。これにより、高速走行や渋滞走行時の疲労やストレスを軽減。さらに、車線変更時の後方確認をアシストするブラインドスポットモニターや、車庫入れや縦列駐車でステアリング操作を自動で行なうパークアシストを装備しており、前方の状況を分析し対向車や前方車両を感知した場合は、ハイビームとロービームを自動で切り替えるインテリジェントハイビームも搭載している。