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アドヴィックス、レクサスの新型「RX」に「アルミ対向型6ポットキャリパ」を新規開発
2022年12月12日 10:00
- 2022年12月5日 発表
アドヴィックスは12月5日、レクサスの新型「RX」に向けて同社が新規開発した「アルミ対向型6ポットキャリパ」のほか、高性能ESCモジュレータなどブレーキ製品が採用されたと発表した。
高性能キャリパ「アルミ対向型6ポットキャリパ」
「RX500h F SPORT Performance」「RX350 F SPORT」に採用された新規開発品「アルミ対向型6ポットキャリパ」は、搭載スペースの狭い前輪駆動車（FF車）への搭載を可能にするとともに、意匠性を高めてロータやホイールと調和するデザインとした点を特長とする。さらに、新たな塗料の開発によって生産時のCO2排出量を削減し、カーボンニュートラルにも貢献する。
今回採用された高性能キャリパのほか、新型RXには、高性能ESC モジュレータ、回生協調ブレーキシステム、キャリパ一体式電動パーキングブレーキ、前輪ブレーキパッドや前後輪ロータといった同社のブレーキ製品が採用されている。
高性能ESC モジュレータ
ガソリン車に採用された「ESC モジュレータ」は、車両の横滑りなどが発生した場合に、自動的にブレーキとエンジンをコントロールして車両の安定性を確保する安全装置。さらに、衝突を回避したり被害を軽減する自動ブレーキや、車間距離を保って追従するレーダークルーズコントロールなど、安全・快適な機能を実現。今回採用された高性能ESC モジュレータは、ブラシレスモータを活用することで自動ブレーキの応答性能を高め、衝突回避機能の向上に貢献する。
回生協調ブレーキシステム
ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車に採用された「回生協調ブレーキシステム」は、電気自動車やハイブリッド車などに搭載され、油圧ブレーキと回生ブレーキのバランスを制御することで電費を向上させるシステム。今回採用された回生協調ブレーキシステムは、前後輪のブレーキ圧を独立して制御することでエネルギー回生量を増大させるとともに、車両の姿勢制御にも貢献し、乗り心地や安心感を向上させる。
キャリパ一体式電動パーキングブレーキ
