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ヴァレオ、CES2023で自動運転車向け技術「パントマイム」を世界初公開へ

第3世代のSCALA 3 LiDAR用の大型モニタなどが設置されるヴァレオの展示ブース

 ヴァレオは1月3日、米国ネバダ州ラスベガスで開催される技術見本市「CES2023」の出展概要を発表した。同社は、より安全で持続可能なモビリティに向けたイノベーションを披露し、そのすべてがメカトロニクス、エレクトロニクスおよびソフトウェアを特徴としているとし、ヴァレオがグローバルなモビリティプレーヤーであることを証明するという。

 ヴァレオの電動化技術、ADASなど自動運転車向け技術はこれまで数多くのクルマに搭載されてきたが、2023年のCESでは自動車に限らず新しい形態のモビリティに向けた技術発表を行なっていく。

 そのなかでも注目されるのが、世界初公開となる「パントマイム」という技術。サイクリストなどの脆弱な道路利用者の動きをアルゴリズムを使用して理解するソリューションであるとし、自動運転車の認知や判断に寄与する議十つになる。

 また、同社は自動運転車には必須のセンサーとなっているLiDARメーカーでもあるが、最新製品となる第3世代のSCALA 3 LiDARを展示。来場者は実際にその性能を試せるとしており、ブースのイメージ図にはSCALA 3 LiDARの認識結果を表示する大型モニタが描かれている。

 そのほか、サーマルシステムの包括的な管理を行なうプロトタイプ展示、NVIDIA DRIVE Simプラットフォームを使用したライティングの分野での仮想体験なども行なわれる予定。

ウエストホール向かいにはデモエリアを用意