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ホンダ、米国での四輪車生産累計3000万台を達成 今後はカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速

2023年1月19日(現地時間) 発表

米国での四輪車生産累計3000万台を達成

 本田技研工業の米国現地法人であるアメリカン・ホンダモーターは1月19日(現地時間)、2023年1月をもって米国での四輪車生産累計3000万台を達成したことを発表した。

 ホンダは、初の海外現地法人として1959年にアメリカン・ホンダモーターを米国カリフォルニア州に設立し、二輪車の販売を開始。1970年には小型四輪車「N600」の販売を開始した。1982年には、ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチュアリングのメアリズビル工場(オハイオ州)で、日本の自動車メーカー初の米国での四輪乗用車生産となる「アコード」の生産を開始。その後もオハイオ州イーストリバティ、アラバマ州、インディアナ州と、米国での生産体制を拡大するとともに、カナダやメキシコでの生産も開始し、現在、米国での四輪販売台数における北米地域生産車比率は9割を超えているとのこと。

 今後の本格的なEV生産に向けては、オハイオ州内の3つの既存工場(四輪車を生産するメアリズビル工場とイーストリバティ工場、四輪車用パワートレーンを生産するアンナ・エンジン工場)に、合計7億USドルを投資して生産設備を更新し、これらの工場を北米におけるEV生産のハブ拠点として進化させていく。

 また、同州内では、LGエナジーソリューションとの合弁によるEV用リチウムイオンバッテリ生産工場の建設に今年初頭に着工する予定となっているほか、これまでNSXを生産していたパフォーマンス・マニュファクチュアリング・センター(オハイオ州メアリズビル)で、CR-Vをベースとした新型燃料電池車の生産を2024年に開始するなど、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みを加速していく。

 ホンダ・ディベロップメント・アンド・マニュファクチュアリング・オブ・アメリカ 生産担当上級副社長 ボブ・シュビン氏は「昨年の四輪生産開始40周年と並び、累計四輪生産3000万台達成は、従業員やお取引先の皆さまの過去から現在に至る絶え間ない努力の成果に他なりません。これからもお客さまに愛される高品質な製品をお届けしていきます」とコメントしている。