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日産、「キックス」をニューバランス「327」仕様にラッピングした世界に1台だけの「キックス 327 EDITION」ニッサン クロッシングで展示中

2023年1月24日 開催

世界に1台だけの「キックス 327 EDITION」がニッサン クロッシングで初公開

 日産自動車は1月24日、スポーツシューズメーカーのニューバランスとタイアップして製作した世界に1台だけの「キックス 327 EDITION」を東京 銀座にある日産のブランド発信拠点「NISSAN CROSSING(ニッサン クロッシング)」で初公開した。

 日産とニューバランスの初タイアップで誕生したキックス 327 EDITIONは、コンパクトSUV「キックス」の「e-POWER 4WD」をベースとして、外装にニューバランスのライフスタイルシューズ「327」を連想させるラッピングを施して再現。素材感や形状など細部までこだわって開発している。

キックス 327 EDITION
キックス X FOURをベースとして、ボディにラッピングを施してニューバランス 327を再現
左右のうち右足側という設定で、運転席側のドアにニューバランスのNマークを配置。本来なら無地となる助手席側には「KICKS e-POWER×4WD」のロゴをプリント
ルーフ上にニューバランス 327をイメージしたシュータン(シューズのアッパー部分)を追加。靴ひもやべろなどが再現されており、特にスエード生地の材質感にこだわって、実際は硬い素材を使っていながらスエード特有のソフトな雰囲気が出せるよう力を入れたとのこと
“スニーカーらしさ”を演出するためタイヤ&ホイールを変更。タイヤはグッドイヤーの「Vector 4Seasons Hybrid」を装着し、サイズは純正装着品と同じ205/55R17。マットブラックのホイールはセンターキャップに日産のロゴが入っているが、日産純正品ではなくキックス 327 EDITION向けに用意したもの
ラッピングではニューバランス 327に使われているスエード生地やソールなどのゴム、ステッチなどの素材が持つ質感をリアルに表現。特にニューバランス 327で特徴的なヒールの高い位置までカバーするアウトソールの凹凸は、少し離れると本当に立体物かのように見えるほどの仕上がりとなっていた

“ユーザーがアクティブに過ごせる”キックスはニューバランス 327とぴったり

日産自動車株式会社 日本マーケティング本部 チーフマーケティングマネージャーオフィス チーフマーケティングマネージャー 岡部龍太氏

 キックス 327 EDITIONをお披露目した発表会では、最初に日産自動車 日本マーケティング本部 チーフマーケティングマネージャーオフィス チーフマーケティングマネージャー 岡部龍太氏が登壇。

 岡部氏はキックスが「乗る人の毎日を彩る、ワクワクするような走って楽しいコンパクトSUV」であると解説し、エンジンで発電した電気を使ってモータを駆動させる「e-POWER」を全車で採用。ガソリンエンジン車では実現できないような高い瞬発力を備え、モータを1万分の1のスピードで緻密に制御することで爽快な走りを提供できるとした。

 ニューバランスとの初タイアップで生み出されたキックス 327 EDITIONは、“フットワークを軽く、毎日を楽しむ”をコンセプトに開発。また、車名のキックスは英語でスニーカーを意味するスラングともなっており、爽快な走りを持ち、スニーカーに由来する車名を持つことで、以前からスニーカーのブランドメーカーとコラボしたいとの思いを持っていたという。

 ニューバランスは市街地にも似合うスタイリッシュさと同時に、フットワークの軽さやアクティブなイメージを持っており、キックスともぴったりだと感じて今回のタイアップが実現。ニューバランス側からはさまざまな提案を受けたが、ニューバランス 327はスタイリッシュさと同時に軽量で快適、高いグリップ力も備える実用性の高さがあり、これらがキックスと非常に親和性が高いと感じたことで、キックス 327 EDITIONが誕生することになったと説明した。

アンベール前のキックス 327 EDITIONの横で解説を行なう岡部氏。当日は岡部氏もニューバランス 327を履いて発表会に臨んだ
株式会社ニューバランスジャパン マーケティング部 ディレクター 鈴木健氏

 また、ニューバランスジャパン マーケティング部 ディレクター 鈴木健氏は、ニューバランスが1906年にアメリカのボストンで「矯正靴」のメーカーとして誕生し、100年以上にわたって人の足について考え続け、足にフィットすることを大切にするブランドになっていると説明した。

 タイアップで取り上げられることになったニューバランス 327は、1970年代に製品化された3種類のランニングシューズをベースとして現代に再構築したデザインが与えられていて、3つの製品が持つ特徴を継承しながら現代の市街地でアクティブに、スタイリッシュに生活できるよう考えられているという。

 オフロード走行も可能なコンパクトSUVであり、同時に市街地でも映えるデザインが融合したキックスは“ユーザーがアクティブに過ごせるクルマ”となっていて、ニューバランス 327とのタイアップにぴったりだと語った。

鈴木氏もニューバランス 327を着用して登壇した
ニューバランス 327は、1970年代に販売されていた3種類のランニングシューズの特徴を継承したライフスタイルシューズ
鈴木氏と岡部氏が壇上のキックス 327 EDITIONをアンベール

キックスが1人に当たる「CATCH THE KICKS」開催

キックス 327 EDITIONと関連したキャンペーンについて説明する鈴木氏と岡部氏

 今回のタイアップでは車両の共同製作だけにとどまらず、日産とニューバランスの双方でキャンペーンを実施する。

 日産ではTwitterと連動した「CATCH THE KICKS」キャンペーンを開催。2月28日までの期間中に日産自動車公式Twitterアカウントをフォローして、キックス 327 EDITIONを撮影した写真にハッシュタグ「#キックスを捕まえろ」と付けてTwitterで投稿すると、抽選で「キックス X FOUR」(ダークブルー/ブリリアントホワイトパール 2トーン)がA賞として1人にプレゼントされる。

 なお、ニッサン クロッシングやイオンモール内に設置されている日産ブランドアンテナショップでの車両展示に加え、キックス 327 EDITIONは公道走行も視野に入れて製作されており、東京の「銀座エリア」「原宿エリア」、大阪の「大阪・梅田エリア」「心斎橋エリア」で走行イベントも実施する。それぞれの展示日程、走行日程は下記のとおり。

キックス 327 EDITION展示日程

ニッサン クロッシング:1月24日~2月1日
イオンモール土岐 日産ブランドアンテナショップ:2月14日~20日
イオンモール白山 日産ブランドアンテナショップ:2月22日~28日

キックス 327 EDITION走行日程

東京:2月4日~5日(11時~16時)
大阪:2月11日~12日(11時~16時)

 また、日程や居住地などの都合でキックス 327 EDITIONを撮影することが難しい人でも参加できるよう、キャンペーンの告知ツイートをリツイートするだけで応募できるB賞も用意。A賞同様に日産自動車公式Twitterアカウントをフォローしてリツイートすると、専用シューズボックスに入ったニューバランス 327とキックスロゴ入りシューレース、シューチャーム(2種類)がセットで23人にプレゼントされる。

「CATCH THE KICKS」キャンペーンについて説明する岡部氏
車両展示に加え、東京や大阪の市街地を走るキックス 327 EDITIONの撮影でもキックスのプレゼントキャンペーンに応募可能
キャンペーンの告知ツイートをリツイートすれば、ニューバランス 327やオリジナルグッズがセットで当たるB賞も用意されている

 このほか、2月1日までニューバランスの直営店「ニューバランス銀座」(東京都中央区銀座3-10-6)とニッサン クロッシングの連動キャンペーンを実施。

 期間中にニューバランス銀座で商品を3000円以上購入すると、先着でキックス 327 EDITIONオリジナルステッカーをプレゼント。このオリジナルステッカーをニッサン クロッシングの2階にある「CROSSING CAFE」で提示すると、歴代日産車などの写真をスチームミルクやホイップクリーム上に転写して楽しめるオリジナルドリンク「MACCHI-ART」が1杯無料でプレゼントされる。

「ニューバランス銀座」とニッサン クロッシングの連動キャンペーンを紹介する鈴木氏
ニューバランス銀座で商品を3000円以上購入した人に贈られるキックス 327 EDITIONオリジナルステッカーを「CROSSING CAFE」で提示すると、オリジナルドリンク「MACCHI-ART」が1杯無料となる
展示されるキックス 327 EDITIONの上に、ニューバランス 327がずらりと並ぶ
ニューバランス 327は数え切れないほどのバリエーションを誇る製品だが、タイアップであえてオーソドックスなグレーを選んだ理由について鈴木氏は「オーセンティックでニューバランスというブランドを象徴するカラーとなっており、今回のタイアップで“本物のブランド感”を表現するために選びました。また、同じグレーでも素材と部位によって異なっており、キックスのコンセプトにマッチするんじゃないかという思いもあって採用しています」と答えた
キックス 327 EDITIONは表通りからも見ることができるニッサン クロッシング1階の展示スペース「Cylinder」に置かれている
ニューバランス 327をモチーフにした特徴的な外観は注目度が高く、通りがかった人が気が付くとスマートフォンで写真を撮り、興味深そうに眺めていく光景も多数見られた