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パナソニック、セキュリティカメラなどの映像データを管理活用するB2B向け新サービス「カメレオ」提供開始
2023年2月24日 18:40
- 2023年2月24日 発表
パナソニック コネクトは2月24日、セキュリティカメラをはじめとする映像・画像データの蓄積・管理と、さまざまなアプリケーションとのAPI連携を可能にするクラウドサービス「Cameleo(カメレオ)」を3月29日から提供開始すると発表した。
同社では、セキュリティカメラを使用したリモートモニタリング関連サービスの市場規模は、2019年の17億円から2030年には720億円と42.4倍へ拡大するとの予測がある中で、映像データの活用が進みづらい現場として、例えば日本全国に店舗や営業所を構える企業、河川や高速道路などでは、映像データを手軽に活用できるサービスが求められているとし、こうした市場ニーズに対応したサービスとして「カメラデータプラットフォーム」を開発。映像データを活用したソリューションを開発する企業に向けて、一部の機能を試せるβ版を2022年11月より提供してきた。今回、すべての機能を利用できる正式版として本格提供を開始する。
新サービス名称となった「カメレオ」は、カメラ映像の活用による業務の革新・効率化を実現するためのB2B向けクラウドサービス。PCやスマートフォンから操作が可能なポータル画面や大規模拠点の運用にも柔軟に対応できるユーザーや登録機器の階層管理機能などの機能を標準搭載した。加えて、幅広い画質への対応や豊富なAPI群を提供することで、画像解析やアプリケーション開発などの多様なニーズに対応。さらに、用途に合わせて選択できるプランを用意し、コストの最適化にも貢献するとしている。
現場の映像データの管理と活用を同一プラットフォーム上で実現することで、現場映像を活用した業務の革新・効率化を実現させるとし、また同サービスの提供に先駆けて2023年1月よりパートナープログラムの運用を開始。プログラムに参加するパートナー企業との新たな価値創出を加速させていくとしている。
カメレオの主な特徴として、ポータル画面はPCやスマートフォンから利用可能で、動画・静止画の再生のほか、人や物の侵入時など、事前にカメラに設定されたさまざまなセンサーイベント発生時の映像を再生・ダウンロードすることができ、またAPI連携によりユーザーが任意にイベントを設定することも可能。イベント検索機能により膨大なデータの中から見たい映像を探し出す手間を削減する。
蓄積したデータを管理・再生するための基本機能に加え、ユーザーや登録機器の多階層管理や現場に設置したPTZカメラの遠隔操作などの機能を提供することにより日々の運用を効率化するとしている。
静止画、動画ともに、VGA(640×480)からフルHD(1920×1080)まで幅広い解像度に対応。高精細なデータが使えることでより高度な画像解析を可能としている。また、40種類超のAPIを提供することにより、映像・画像データおよびポータルの機能を外部システムから利用することが可能。柔軟なアプリケーション開発やシステム連携が可能になるほか、開発コスト・時間が節約でき、スピード感のある課題解決を実現できるとしている。