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MINI、バッテリEV「コンセプト エースマン」日本初公開 ビー・エム・ダブリュー新社長の長谷川正敏氏「乗る人を笑顔にしていくブランド」

2023年3月2日 発表

ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 長谷川正敏氏らが登壇したMINI「コンセプト エースマン」日本初公開イベント

 ビー・エム・ダブリューは3月2日、MINIブランドのEV(電気自動車)コンセプトカー「コンセプト エースマン(Concept Aceman)」を日本初公開した。会場では、1月1日よりビー・エム・ダブリューの代表取締役社長に就任した長谷川正敏氏が登壇、「このコンセプトカーは将来的にMINIが考えるデザインや技術革新にスポットライトを当てたモデルとなっており、新しいMINIの幕開けを告げるモデル」であると紹介した。

 同発表会では、長谷川氏のほか、ビー・エム・ダブリュー MINI ディビジョン 本部長 ピーター・メダラー氏からMINIの取り組みについての報告があり、また、MINI「コンセプト エースマン」については、BMWグループ本社からMINI デザイン部門責任者オリバー・ハイルマー氏が来日して、デザインに関するプレゼンテーションが行なわれた。

ビー・エム・ダブリュー MINI ディビジョン 本部長 ピーター・メダラー氏からは、2022年のMINIの販売実績が1万9208台と2021年比6%増を記録したことなどが報告された

 日本初公開となる「コンセプト エースマン」は、2022年7月に発表されたMINIシリーズで初となるクロスオーバー・タイプのEVコンセプトカー。新たなデザイン言語「カリスマティック・シンプリシティ」を採用した明快で無駄のないエクステリアのほか、元祖ミニのインテリアを再解釈した新しいデジタル・インテリア、レザーやクロームのエレメントを使用しない素材を利用するなど、新しいMINIの幕開けを告げるモデルとしている。

BMWグループ本社からMINI デザイン部門責任者オリバー・ハイルマー氏が来日
コンセプト エースマンは、オリジナルMINIのインテリアを再解釈したインテリアデザインを採用。カスタマイズされた顧客体験や、よりよいものを少なく最小スペースで提供していくことなどが語られた

MINIは乗る人を笑顔にしていくブランド

ビー・エム・ダブリュー株式会社 代表取締役社長 長谷川正敏氏

 日本市場におけるMINIブランドについて、長谷川氏は「2002年からMINIを導入して、昨年も7年連続でモデル別販売実績で1位の座を取っているということで、非常に多くの方から英国のプレミアムブランドMINIが愛されているということに、本当に感謝申し上げます」と、MINIブランドにおいて重要な市場になるとの位置付けが語られた。

 また、MINIブランドに対して、長谷川氏は「実は個人的にもですね。相当古い話になるんですけども、もう約50年ぐらい前、だから約半世紀前ですね、私は実はヨーロッパでずっと育っておりまして、まだ小学生のころに、本当にちっちゃいMINIの時にですね、近隣のご家族のお母さまとかお父さまが、僕の友達をこの元祖のMINIで、よく学校に迎えに来ておりまして、非常に懐かしいブランドであるとともに、その家族を笑顔に、あるいは幸せにするようなブランド力を持っているという実感がございます」との思いで紹介。

 そして、「当然、走りもゴーカートフィーリングの名のとおりで、乗ってもらうとなんとなく笑ってしまう、スマイルが出てくるっていうことで、そのDNAもしっかりと、もう50年以上前から引き継いでるということで、今後のモデルもそういったDNAを引き継ぎながら、どんどんこの市場の中で、いろんな方々を笑顔にしていくブランドであると、私は確信しております」とMINIブランドに対する思いを話した。

 なお、発表会場となった東京渋谷の「The Iceberg」(東京都渋谷区神宮前6-12-18)では、ミニの日(3月2日)を記念したイベント「MINI ELECTRIC FUTURE.」を3月3日〜5日の期間限定で開催。日本初公開のコンセプト エースマンのほか、MINI「クロスオーバー PHEV」が展示される。

日本初公開されたMINIのEVコンセプトカー「コンセプト エースマン」
日本初公開されたMINIのEVコンセプトカー「コンセプト エースマン」
日本初公開されたMINIのEVコンセプトカー「コンセプト エースマン」
日本初公開されたMINIのEVコンセプトカー「コンセプト エースマン」
日本初公開されたMINIのEVコンセプトカー「コンセプト エースマン」