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MINI、新型バッテリEV「コンセプト・エースマン」ワールドプレミア 市販モデルは2024年登場と明言
2022年7月28日 00:00
- 2022年7月27日(現地時間) 発表
独BMWグループは7月27日(現地時間)、MINIのBEV(バッテリ電気自動車)のコンセプトモデル「コンセプト・エースマン(Concept Aceman)」のワールドプレミアをオンラインで実施した。
2021年12月からMINIブランドの責任者となったStefanie Wurst氏は「今日はMINI仲間にとって、とてもエキサイティングな日になります。そしてこの瞬間を一緒に過ごせることをとてもうれしく思います」とあいさつ。続けて「MINIはいつもキャラクターに信憑性があります。常にファンやお客さまからの声を反映してきました。そして今日、新型コンセプト・エースマンをアンベールしました。新たなMINIを象徴するデザインについて私たちは“カリスマティック・シンプリシティ”と呼んでいます」と説明して、MINIデザイン責任者 オリバー・ハイルマー氏にバトンを渡した。
MINIデザイン責任者のオリバー・ハイルマー氏は、「新型MINI コンセプト・エースマンは、MINIファミリーの新しいキャラクターです。新しい時代のMINIデザインで、MINIの本質とアイコンにフォーカスしています。そして次世代MINIのエクステリア、インテリア、セレントロム、ユーザーインターフェイスのデザインを先取りしています」とあいさつ。
続けて「このコンセプト・エースマンは、総合的なカスタマーエクスペリエンスを創造しています。没入感。それはまさに、エクステリアとインテリアにおける私たちのユーザーエクスペリエンスを表現する言葉です。全く新しいデジタル・インテリア体験がここに待っていると同時に、私たちはMINIブランドのルーツに立ち戻ることになるのです」と解説。
また、オリバー氏は「1950年代にAlec Issigonis氏がクラシックMINIのために行なったように、私たちは本質的なものにフォーカスしています。コンセプト・エースマンにおける現代的な解釈は、私たちの次世代MINIの方向性を示しています。また、小さなステアリングホイール、中央には丸型の有機LEDディスプレイとトグルバーを備えています。これはMINIのインタラクションの概念にも通じるものです。ここでは、いろいろなモードでさまざまな体験が可能になり、『パーソナルモード』ではすべてがユーザー自身に関与し、ディスプレイではシネマグラフ(写真のスライドショー)や動画を映し出せるだけでなく、自分の好みの画像をディスプレイの背景として表示でき、それに合わせたアンビエントサウンドも流れます。さらにナイトライフのイベントや、流行をナビゲートしてほしいという場合には、『ポップアップモード』が最適です。これはMINIでは初となる体感型ナビゲーション機能です。『ビビッドモード』は、光、インタラクション、音で構成される没入型のホリスティックなユーザーエクスペリエンスで、直感的なジェスチャーで遊び心たっぷりに使うことができます。これはMINIにしかできないことです」と紹介。
続いて内外装についてオリバー氏は「クロームメッキやレザーではなく、リサイクルポリエステルを使用したニットなど、先進的なテキスタイルを使用した“MINIならでは”のマテリアルコンセプトです。そして、フレッシュな色彩と細部へもこだわっています。それはユーザーインターフェイスや素材だけでなく、フレキシブルなセンターコンソールの斬新で個性的な利用方法にも表れています。エクステリアデザインは、力強くエモーショナルなフロントエンドのデザイン、コンパクトなプロポーション、印象的でエモーショナルなサーフェイスは、新しいMINIのエッジを表現しています」として解説を終えた。
最後に再びStefanie Wurst氏が登場し「私はコンセプト・エースマンが大好きです。そして、あなたにもそう思ってほしい。このコンセプトは、新しいMINIファミリーを象徴するものであり、私たちの未来への戦略を体現しています。2024年に市販されるMINIエースマンは、電動ゴーカート感覚、没入型デジタル体験、最小限の環境フットプリントへの強いこだわりを提供する予定です」とワールドプレミアを締めくくった。