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BMW、「MINI カントリーマン」の後継となるバッテリEVのクロスオーバーモデルを7月末に公開

2022年6月14日(現地時間) 発表

MINIがバッテリEVのクロスオーバーモデルのコンセプトモデルを7月末に公開すると予告した

 BMW AGは6月14日(現地時間)、「MINI カントリーマン」の後継車となるバッテリEV(電気自動車)クロスオーバーモデルのコンセプトカーを、7月末に公開する予定だと明かした。また、自動車メーカーとしては世界で初めて、丸型のタッチディスプレイを搭載するという。

 新世代のMINIは、パワートレーンの電動化という機会を生かし、オール電動化モデル向けの新しいデザイン言語を採用。クラシックMINIで定評のあったスペースを創造的に活用する伝統はそのままに、モダンでピュアなエクステリアと、必要不可欠なものに焦点をあてたインテリアデザインで構成される。

 また、新時代のスタイルとして、レザーを使用しないインテリア、クロームメッキパーツをほぼ完全に排除するなど、サスティナビリティを強く意識した素材選択を行なったとのこと。

 デザインチームは、デジタル技術の進化により、今まで以上に個性的なアクセントを持つアイテムの開発に成功。テールランプはユニオンジャックのデザインに新たな表現方法を採用した。

新たな点灯デザインのテールランプ
デザインスケッチの様子
【MINI】テールランプの遍歴(13秒)

 インテリアは、操作と接続性の高度なデジタル化と、直感的な機能も備えたデザインを両立し、より没入型のユーザーエクスペリエンスを生み出し、MINIと人間との強いつながりをさらに強化。有機ELテクノロジーの進歩は1つのコントロールユニットに非常に多くの機能を組み合わせることができるようになり、2020年に発表した「MINI Vision Urbanaut」に搭載していたような、丸型ディスプレイをダッシュボード中央に使用するという。ただし、中央ディスプレイの下にあるトグルスイッチなど、アナログのコントロールユニットは残すとしている。

MINI Vision Urbanaut
MINI Vision Urbanautに搭載された丸型ディスプレイ

 MINIデザイン責任者のオリバー・ハイルマー氏は、「MINIの電動化モデルは、私たちのデザインを見直すまたとない機会を与えてくれました。同時にMINIが誇るディテールへのこだわり、伝統のセンス、革新への情熱も維持しています。MINIデザインDNAは新世代のすべてのモデルに明確に反映されます」と述べている。

 また、「MINIのDNAの核となる部分に、革新的、美的、技術的なインスピレーションを融合させた新しいデザイン言語を生み出しました。MINIは都市型ブランドであり、そのデザインのあらゆる側面が、都市での生活を可能な限り楽しく、有意義なものにするために役立っています」と説明している。

MINIデザイン責任者 オリバー・ハイルマー氏
カモフラージュされているテールランプを指さすハイルマー氏