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【第50回東京モーターサイクルショー】トライアンフ、Moto2モチーフの「STREET TRIPLE 765 Moto2 EDITION」

2023年3月24日~16日 開催

鮮やかなイエローが目を引くトライアンフの「STREET TRIPLE 765 Moto2 EDITION」

 トライアンフは、東京ビッグサイトで開催されている「東京モーターサイクルショー2023(会期:3月24日~26日)」で、Moto2をモチーフにしたストリートファイター「STREET TRIPLE 765 Moto2 EDITION」を全面に押し出した展示を行なっている。

 同社は2019年よりMotoGP(ロードレース世界選手権)におけるMoto2クラスのエンジンサプライヤーとして活動しているが、そのベースとなっているのが「STREET TRIPLE RS」の765ccエンジン。そのエンジンを搭載したうえで、車体の各所に「Moto2」のロゴをあしらい、特別な装備を加えたのが「STREET TRIPLE 765 Moto2 EDITION」となる。

トライアンフのブース
STREET TRIPLE 765 Moto2 EDITION

 チューニングされたエンジンは、ベース車両と同排気量ながら最高出力130PSを絞り出す。フロントとリアにオーリンズのフルアジャスタブルサスペンションを搭載し、ハンドルはネイキッドながらサーキットユースを想定してセパレートハンドルに。出力特性を変化させるライディングモードも、Rain、Road、Sport、Riderに加えサーキット向けのTrackが追加されている。全世界で765台の限定販売。

各所に「Moto2」のロゴがあしらわれている
サイレンサーにもロゴが入る
セパレートハンドルを装備
アンダーカウルを装着する

 1つ下のグレードには「STREET TRIPLE 765 RS」があり、カラーリングが異なることと、フロントサスペンションがショーワ製のBPF(ビッグ・ピストン・フォーク)となっている他は、エンジン性能を含めMoto2 EDITIONとほぼ同様のスペックとなっている。また、ベースモデルの「STREET TRIPLE 765 R」はフロントリアともにショーワ製サスペンション、エンジンの最高出力が120PSとなる。

STREET TRIPLE 765 RS
STREET TRIPLE 765 R

 東京モーターサイクルショー2023のみの展示車種としては、クラシックなスタイルながらもアーバンな雰囲気をもつ「SCRAMBLER 900」、大型アドベンチャーモデルの「TIGER 1200 RALLY EXPLORER」がある。

SCRAMBLER 900
TIGER 1200 RALLY EXPLORER

 また、全国のトライアンフの販売店が競う「Trident Custom Contest」の優勝車両も初展示。「TRIDENT 660」をベースにフロント周り、外装のメタル塗装、エギゾーストなどのポリッシュ仕上げといったカスタマイズを施した唯一無二のバイクをじっくり眺められる。

「Trident Custom Contest」の優勝車両
「Trident Custom Contest」の優勝車両

 プレスカンファレンスでは、トライアンフモーターサイクルズジャパン 代表取締役社長の大貫氏が挨拶に立ち、2022年の実績として「前年比+6.7%増、約3400台を販売した」と手応えをアピール。「供給面での安定化もあり、2023年の今年はさらなる販売増を期待している」とさらなる飛躍を誓った。

トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社 代表取締役社長の大貫陽介氏