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ポルシェ、新型「カイエン」予約受注開始 「カイエンS」のV型8気筒4.0ツインターボはポルシェ開発で最高出力474PSに

2023年4月18日 発表

新型「カイエン」

 ポルシェジャパンは4月18日、同日に「上海モーターショー」でワールドプレミアされた新型「カイエン」「カイエンS」「カイエンE-ハイブリッド」の予約受注を開始した。価格は1198万円〜1644万円。

 価格が公表されたのは「カイエン」「カイエンE-ハイブリッド」「カイエンS」「カイエンクーペ」「カイエンE-ハイブリッドクーペ」「カイエンSクーペ」の6モデル。新型カイエンでは、あらゆる走行状況にふさわしく夜道を照射する「高解像度HDマトリクスLEDヘッドライト」や、車内の空気から汚染物質をろ過する「エアクオリティシステム」が採用された。また、カイエンでは初めて、運転席と助手席に個別のインフォテイメントディスプレイが備わった。

 新型カイエンの標準装備内容についても大幅に拡充され、マトリクスLEDヘッドライト、ポルシェアクティブサスペンションマネージメントシステム(PASM)、20インチホイール、フロント&リアパークアシストなどが装備される。

 パワートレーンについては、新型カイエンSでは従来のV型6気筒エンジンに代わり、ポルシェが開発した最高出力349kW(474PS)、最大トルク600Nmを発生するV型8気筒 4.0リッターツインターボエンジンが搭載され、先代比で25kW(34PS)、50Nm増のパワーアップを果たした。パフォーマンスではSUVとSUVクーペともに、0-100km/h加速が4.7秒。最高速が273km/hとしている。

新型「カイエン」

 ベースモデルとなる新型カイエンには、最適化されたV型6気筒 3.0リッターターボエンジンが搭載され、最高出力260kW(353PS)、最大トルク500Nmを発生。先代比で10kW(13PS)、50Nm増のパワーアップを果たした。

新型「カイエンE-ハイブリッドクーペ」

 新型「カイエンE-ハイブリッド」のパワートレーンは、V型6気筒 3.0リッターターボエンジンをベースに、130kW(176PS)の新しい電気モーターを組み合わせることで、合計出力346kW(470PS)を実現。また、高電圧バッテリーの容量は、従来モデルの17.9kWhから25.9kWhに増大したことで、電気のみによる航続距離は最長90km(WLTP)とした(装備レベルによって異なる)。