ニュース

ローソン、トヨタといすゞ共同開発の「燃料電池小型トラック」を導入 福島県と東京都の配送センターに

2023年5月2日 発表

 ローソンは5月2日、トヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発した燃料電池小型トラック(以下、FC小型トラック)を、福島県本宮市と東京都大田区の配送センターにそれぞれ1台ずつ導入すると発表した。

 5月10日から導入される「FC小型トラック」は、いすゞの小型トラック「エルフ」に、トヨタの燃料電池(FC)などを導入したもの。ボディサイズは6920×2210×3120mm(全長×全幅×全高)、乗車定員は3人、最大積載量は2850kg(※東京都に導入するFC小型トラックの最大積載量は2800kg)、水素貯蔵量は約10kgで、航続距離は約260km、最高速は80km/h。

 FC小型トラックは、福島県本宮市と東京都大田区の配送センターに導入され、郡山市・須賀川市・白河市のローソン約12店舗、江東区・中央区のローソン約10店舗に、おにぎり、デザート等のデイリー商品を配送する予定。

 ローソンでは、自動車メーカー、物流事業者などのパートナーとともに、福島県、東京都での燃料電池トラックの社会実装を推進しており、同社会実装に向けた取り組みは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」のもと実施され、同助成事業のもとFC小型トラックの導入を進めていく。

 福島県の配送センターにFC小型トラックを導入するのは今回が初めてとなり、ローソンは今後、FC小型トラックによる店舗への商品配送エリアを順次拡大していくとしている。