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ヤマト運輸、いすゞ「エルフEV ウォークスルーバン」モニター稼働開始。神奈川県藤沢市に1台導入

2020年2月14日 発表

いすゞ自動車が開発した「エルフEV ウォークスルーバン」

 ヤマト運輸は、いすゞ自動車が開発した「エルフEV ウォークスルーバン」のモニター稼働を神奈川県藤沢市で2月14日より開始した。運転席から荷台へ移動できる「ウォークスルー構造」を採用するEV(電気自動車)トラックとなり、導入台数は1台となる。

 これまで、ヤマト運輸は小型商用EVトラック(車両総重量3.5t未満、普通免許で運転可)をドイツポスト DHLグループ傘下のストリートスクーターと共同開発して導入を進めてきたが、中型商用トラック(車両総重量3.5t以上7.5t未満、準中型免許以上で運転可能)のEV化に向けて、エルフEV ウォークスルーバンのモニター稼働を開始する。

 いすゞが開発したエルフEV ウォークスルーバンの車両スペックは、最大出力83kw、最大トルク305Nm。定員は2名で、車両総重量は4970kg、最大積載量は1850kgとなる。ウォークスルー構造を採用することにより、クルマから降りることなく運転席から荷台へ移動でき、セールスドライバーの労働環境向上に寄与するとしている。

運転席から荷台への視点
荷台から運転席への視点
トラック後方からの視点
トラック後方からの視点

 ヤマト運輸では、1月23日に発表したヤマトグループの経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」の環境ビジョンとして掲げた「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」の実現に向けて、引き続きEVトラックの導入を推進していくとしている。

エルフEV ウォークスルーバン