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ル・マン24時間100周年、マツダとトヨタとJNTOがル・マンへの感謝を込めた特別展示「Japan. Endless Discovery.」

2023年6月6日 発表

左からマツダの「MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)」とトヨタのコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」

 マツダは、トヨタ自動車/TOYOTA GAZOO Racing、JNTO(日本政府観光局)とともに、フランスのル・マン サルトサーキットで開催されるル・マン24時間レース100周年大会(第91回大会)において、ル・マンへの感謝を込めたテーマ展示「Japan. Endless Discovery.」を、6月6日〜11日(現地時間)の期間開催する。

 このテーマ展示に、マツダはロータリーエンジンを発電機として使用するPHEV「MAZDA MX-30 e-SKYACTIV R-EV(欧州仕様)」を参考出品。TOYOTA GAZOO Racingは、新型「プリウス」をベースにしたコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」を世界初公開した。

MX-30 e-SKYACTIV R-EV

 テーマ展示「Japan. Endless Discovery.」は、訪日インバウンド観光の促進を図るJNTOの呼びかけを受けて、1991年のル・マンにおいて日本車として初めて総合優勝したマツダと、現在日本の自動車メーカーとして唯一ル・マンに参戦し5連覇中のトヨタが、ル・マンへの感謝を込めて開催するもの。

 展示では、ル・マンに挑戦するマツダとトヨタについて、モータースポーツを描いた漫画「capeta(カペタ)」の作者である曽田正人氏が描き下ろし作品として漫画化、日本の風景や文化と組み合わせた「ル・マンガ」として掲出。また、展示スペースには、電動化技術や水素エネルギー、カーボンニュートラル燃料の活用など、多様なカーボンニュートラル技術に挑戦するマツダとトヨタ、両社のモータースポーツ活動を紹介する。

 ル・マン100周年大会に際して曽田氏は「物心ついたころからレースファンの自分にとって、毎年6月は特別です。これまでの名シーンを思い返し、ペンにリスペクトを込めて作画する時間は楽しいものでした。偉大なるル・マン24時間レース100周年。日本のメーカーとして初めてル・マンで優勝されたマツダさま。ル・マンを始めさまざまなモータースポーツで勝利され世界に貢献されているTOYOTA GAZOO Racingさま。そしてわれわれに感動を与えてくれるレーシングドライバーの皆さま。ありがとうございます。日本のものづくりと諦めずにチャレンジする姿勢には、特に漫画家になってから大いに学ばせていただいています。カーボンニュートラル社会の実現、未来への新たな挑戦。この過酷なレースからきっと世界が開けると信じています。今年も全力で応援いたします」とコメント。

マツダ 常務執行役員の松本浩幸氏(左)とACO(Automobile Club de l'Ouest:西部自動車クラブ)会長のピエール・フィヨン氏(右)

 また、「Japan. Endless Discovery.」のオープニング式典において、マツダ 常務執行役員 松本浩幸氏は「1991年のル・マン総合優勝は今のマツダブランドの礎であり、長年のル・マンへの挑戦を通じて培った『飽くなき挑戦』の精神は、すべてのマツダ社員の共通した価値観となっています。今回の展示では、カーボンニュートラルを実現する上で多様な選択肢があるというビジョンを、トヨタさまと一緒に表現しました。多くのお客さまにご覧いただければ幸いです」とコメントしている。