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フォード対フェラーリが楽しめるようになった、ル・マン24時間ミュージアムの100周年記念展示

ル・マン24時間ミュージアムで展示されているフォード GT40 MKIV(手前)とフェラーリ 330 P4。1967年のル・マンで戦った2台を同時に見られる

 6月1日からル・マン24時間ミュージアムで始まっている100周年記念展示。
多くのクルマを取りそろえ、1923年から開催されたル・マン24時間レースの重みを感じられるものとなっている。

 数多くのル・マン24時間レース優勝車がそろえられているが、そのためか特定年度のライバル展示は少なくなっている。ル・マン24時間レースでは、ライバルとの戦いも大切な物語であるため、同じ年のライバル車が展示されていると胸が熱くなるものがある。

展示に加わった「フォード GT40 MKIV(1967年)」
6月1日から展示されていた「フェラーリ 330 P4(1967年)」

 ライバル同士の戦いの中でも、近年有名になったのが映画「フォードvsフェラーリ」で知られるフォード対フェラーリの戦いだろう。1960年代後半に、両社はル・マン24時間において激しい開発競争を行ない、クルマの性能を高め合ってきた。

 映画で描かれたのは1966年の戦いとなるが、ル・マン24時間ミュージアムで1967年の参戦車を実車展示で見ることができた。

 1台は6月1日の企画展当初から展示されていた「フェラーリ 330 P4(1967年)」、もう1台はおそらく6月5日から展示が始まった「フォード GT40 MKIV(1967年)」になる。

 映画とは1年異なるが、1967年のル・マン24時間レースを戦った2車を同時に見ることができるのはインパクトがある。また、1968年の「フォード GT40(1968年)」も加わったため、3台のフォード GT40を見られるようになった。

 ル・マンに行かれたら100周年記念展示ならではの特別展示を堪能していただきたい。

こちらも展示に加わったフォード GT40(1968年)