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トヨタ、新型プリウスのコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」世界初公開 日本政府観光局やマツダと共同出展

新型プリウスをベースとしたコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」。ル・マン24時間レース100周年を記念し、ル・マンで世界初公開

 TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は6月6日、ル・マン24時間レース100周年大会のManufacturers' VillageにおいてJNTO(日本政府観光局)、マツダとともに「Japan. Endless Discovery.」を出展した。

 このJapan. Endless Discovery.は、現在、日本のメーカーとして唯一ル・マンに参戦し、5連覇中のTGRがJNTOの呼びかけにより共同出展したもの。日本の自動車メーカーがル・マンをはじめとするモータースポーツシーンで育ててきた技術を振り返りながら、CN(カーボンニュートラル)社会の実現に向け、電動化や水素エネルギー、CN燃料の活用など、選択肢を広げる挑戦について紹介している。

 また、マンガ「capeta」で人気の漫画家 曽田正人氏による「LeMANGA(ル・マンガ)」を壁面に展開。日本の文化として海外で人気の高いMANGAを通じて、日本の風景、文化、そして、マツダ、トヨタのル・マンでの歴史が描かれている。

 さらにTGRは、ル・マンへの感謝の意を込めたコンセプトカー「Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition」を世界初披露。新型プリウスをベースに、WEC参戦車両GR010 HYBRIDからインスパイアされた専用のホイールやエアロパーツなどを装着、優れた走行パフォーマンスを実現するという。

 このコンセプトカーは、今後、富士6時間耐久レース会場などでも展示されていく予定。

Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition
前面
後面
後ろから
側面

Prius 24h Le Mans Centennial GR Edition 主な装備、特徴

・専用エアロパーツによる空力改善、トラクション向上(サイドスカート、カナード、大型リアウイング、リアディフューザーなど)。
・軽量カーボンボンネットフード。
・ワイドトレッド化した足まわり、235/50R18インチタイヤに空力向上した専用ホイール。
・マルチヘッドライトを追加し、夜間視認性向上。

マルチヘッドライト
空力向上した専用ホイール
TGRロゴ
リアウイング
エアロパーツによる空力改善
エアロパーツによる空力改善
エアロパーツによる空力改善
エアロパーツによる空力改善

曽田正人氏コメント

物心ついたころからレースファンの自分にとって毎年6月は特別です。
これまでの名シーンを思い返し、ペンにリスペクトを込めて作画する時間は楽しいものでした。

偉大なるル・マン24時間レース100周年、日本のメーカーとして初めてル・マンで優勝されたマツダさま、ル・マンをはじめさまざまなモータースポーツで勝利され世界に貢献されているTGRさま、そしてわれわれに感動を与えてくれるレーシングドライバーのみなさま。

ありがとうございます。

日本のものづくりと諦めずにチャレンジする姿勢には特に漫画家になってから大いに学ばせていただいています。
カーボンニュートラル社会の実現、未来への新たな挑戦。
この過酷なレースからきっと世界が開けると信じています。今年も全力で応援いたします。

マツダ MX-30 R-EVとともに展示されたPrius 24h Le Mans Centennial GR Edition。壁面には曽田正人氏によるLeMANGA(ル・マンガ)が展開されている