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プジョー、新型「408」発表会 アンバサダーに就任した森山未來さん「ビジュアルがまず美しい。乗ってみたい」とコメント

2023年6月20日 発表

新型PEUGEOT 408発表会

 プジョー(Stellantisジャパン)は6月20日、新型「408」を発表した。新型408は、ファストバックとクロスオーバーを融合させた流麗なスタイリングが特徴のモデル。パワートレーンに直列3気筒 1.2リッターターボを搭載するガソリンエンジン搭載モデルと、直列4気筒1.6リッターエンジンとハイブリッドシステムを組み合わせるPHEV(プラグインハイブリッド)モデルをラインアップして、7月1日に発売する。価格は429万円~629万円。また、PHEVモデルには限定80台のFirst Editionも設定される。こちらの価格は669万円。

 そのほかの詳細は関連記事をご覧いただきたい。

新型408
ステアリング
ラゲッジ
フロントシート
リアシート
PHEVモデルのエンジンルーム。最高出力132kW/6000rpm、最大トルク250Nm/1750rpmを発生する直列4気筒DOHC 1.6リッターエンジンと、最高出力81kW/2500rpm、最大トルク320Nm/500-2500rpmを発生するモーターを搭載。トランスミッションは8速AT
充電は6kWチャージャーで約2時間30分で満充電が可能。WLTCモードで66kmのEV走行レンジを持つ
ガソリンモデルのエンジンルーム。最高出力96kW(130PS)/5500rpm、最大トルク230Nm/1750rpmを発生する直列3気筒DOHC 1.2リッターターボエンジンを搭載し、トランスミッションに8速ATを組み合わせる

 同日に東京国際フォーラム B7ホールで発表会が行なわれ、新型408のアンバサダーとして就任した森山未來さんが登場した。

アンバサダーに就任した森山未來さん。プジョーのライオンらしさをイメージしたウェービーな髪型で登場

 新型408を実際に見てどのような感情があったか、と聞かれた森山さんは「流線型が美しいと同時に、ライトが牙になっていたり、テールランプが爪になっていたり、シャープなラインも出ていて、ビジュアルがまず美しい。そして、中に入るとエレクトリシティの技術が非常に素晴らしいなと。まだ乗れていないのですが、プジョーって“猫足”って日本では言われているんですよね。それは安定感があって乗り心地がいいということで、その技術もあり、電気の技術もあり、乗ってみたいと思いました」とコメントした。

新型408について話す森山さん。今後、森山さんが出演する新しいスペシャルムービーも公開される予定とのこと

新型408はプジョーのキーワード“アリュール”を体現

 発表会ではStellantisジャパン 代表取締役社長 打越晋氏があいさつ。プジョーは、しなやかさの中にもスポーティを織り込んだ足まわりを持ち、上品な中にもスポーティマインドを織り込んだブランドであるとし、今回発表された新型408のPHEVモデルを含めると6車種が電動化モデルとなり、Stellantisジャパンが日本で展開している7つのブランドの中で、プジョーが最も電動化が進んだブランドであると紹介した。

Stellantisジャパン株式会社 代表取締役社長 打越晋氏

 続けて、これまでプジョーでは“40”のつくモデルは伝統的なセダンのラインアップとなっていたが、今回の408ではファストバックとクロスオーバーを融合した「通常の歴史からは想像もできないような形状となっている」と話し、「初めて実車を見たときは目が釘付けとなり、まさにブランドが指し示す“アリュール”、“魅力”そのものを詰め込んで、それを体現したモデルとなっている」と述べた。

 次にStellantis インドアジア太平洋地域 販売事業執行 副社長 ビリー・ヘイズ氏が登壇。新型408について「どの角度から、どの視点から見たとしても、きっと圧倒されることでしょう。そして、ダイナミックな美しいシルエットに、まるで磁石のように心を奪われると思います」と紹介。

Stellantis インドアジア太平洋地域 販売事業執行 副社長 ビリー・ヘイズ氏

 また、プジョーはすでに全世界で25万台以上のEVを販売しており、ヨーロッパにおけるBEV(バッテリ電気自動車)の販売台数トップ5となっていると話し、変化し続けている世界のニーズに応え、電動化をリードしているとした。

 さらに、「プジョーにとって日本は非常に重要な市場」と言い、「スタイリッシュなものが好きな方、魅力やワクワクするような感覚を求める方、魅力的な体験ができる製品を求める方、このアリュールというビジョンに共感してくださる方々がいらっしゃるのはまさに日本市場なのです。日本のお客さまも新型408を気に入ってくださると確信しています」と述べた。

 新型408の概要については、Stellantisジャパン プジョー プロダクトマネージャー 八木亮祐氏が説明。新型408の特徴はサイドビューに最も強く表われているといい、ファストバックをクーペではなく、クロスオーバーとしたところがユニークであると紹介。全長は4700mmで、全幅は1850mm、最低地上高は170mmを確保したものの、全高は1500mmに抑え、全長はCセグメントとDセグメントの中間、全高はハッチバックとSUV型ワイドXGAパネルを搭載の中間というようなモデルであり、スポーツセダンのような美しさと、高いグランドクリアランスと大径ホイールによるSUV的な印象を持つモデルとした。

 また、エクステリアデザインにおいては、シャープなラインやハイライトとシャドウによる彫刻的なコントラストがあり、特徴的なプレスラインは見る角度や光によって印象を変えると紹介、インテリアデザインもエクステリア同様に造形美を追求しつつ、プジョーならではのi-Cockpitを取り入れ、3Dのデジタルメーターやコネクテッドナビゲーションなどを採用するとともに、マテリアルの選択などによって快適で人間工学的なコクピットとしたと説明。リアシートは308のハッチバックと比較して、約188mm広いレッグルームを確保し、ドライバーだけでなくパッセンジャーにも快適なドライブを提供するとした。

新型408のラインアップ
ファーストエディションはパノラミックサンルーフ、ブラックのナッパレザーシート、Focal製オーディオを特別装備しており、この3つを搭載するのは当面このファーストエディションのみとなるとのこと
Stellantisジャパン マーケティングダイレクター ジェイミー・アン氏は、新型408のマーケティング活動について紹介した
発表会会場にはプジョーのフルラインアップが展示された