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フォーミュラ E、2024年3月に東京開催決定 東京ビッグサイト周辺道路で日本初開催へ

2023年6月21日 発表

 フォーミュラEと国際自動車連盟(FIA)は6月21日、EV(電気自動車)レーシングカーによるレース「フォーミュラ E」のシーズン10の暫定カレンダーを発表した。暫定カレンダーによると、開催地として2024年3月に東京が含まれ、フォーミュラ Eが日本で初開催されることが決定した。

 シーズン10の暫定カレンダーとしては、第7ラウンドとなる2024年3月30日に「東京ビッグサイト」周辺道路で開催されることが公表されている。日産、ジャガー、ポルシェ、マセラティ、マクラーレン、マヒンドラ、NIO、DSなどの11チームから参加する 22名のドライバーが、EVレーシングカーでレースに挑戦する。

 東京都では2050年CO2排出実質ゼロに向けて、持続可能な都市の実現を目指しており、これまでにフォーミュラ Eと東京都は、CO2を排出しない環境先進都市ゼロエミッション東京の実現に向け、ZEV(Zero Emission Vehicle)の普及を拡大すべく、東京での大会実現に向けた協定を締結するなど同レースの開催に取り組んできた。

 フォーミュラ Eの開催決定を受けて東京都知事の小池百合子氏は「このたび、2024年3月のフォーミュラE世界選手権大会の開催地として東京が正式に決定されたことを、大変うれしく思います。東京都は、CO2を排出しない環境先進都市『ゼロエミッション東京』の実現に向け、ゼロエミッションビークルの普及拡大をはじめ、あらゆる分野で行動を加速させています。フォーミュラEは、エンジン音や排気ガスがない電気自動車の市街地レースとして、世界の主要都市で開催されています。この大会を、サステナブルな次世代都市へと発展しつつある臨海エリアの東京ビッグサイト周辺で開催します。国内初、世界最高峰のレースの迫力を間近で見て、応援しましょう。大会は、ゼロエミッションビークルの普及に弾みをつけると同時に、東京の魅力を世界に発信し、国際的なプレゼンスを高める絶好の機会ともなります。東京都は、大会の成功に向けて、関係者の皆様と力を合わせてまいります」とコメントしている。

シーズン10暫定カレンダー

ラウンド:開催地(日程)
1:メキシコ メキシコシティ(2024年1月13日)
2 &3:サウジアラビア ディルイーヤ(2024年1月26・27日)
4:TBD(2024年2月10日)
5:TBD(2024年2月24日)
6:ブラジル サンパウロ(2024年3月16日)
7:日本 東京*(2024年3月30日)
8 & 9:イタリア ローマ(2024年4月13・14日)
10:モナコ公国 モナコ(2024年4月27日)
11 & 12:ドイツ ベルリン(2024年5月11・12日)
13:TBD(2024年5月25日)
14:インドネシア ジャカルタ(2024年6月8日)
15:アメリカ ポートランド(2024年6月29日)
16 & 17:イギリス ロンドン(2024年7月20・21日)
*要ASN承認