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東京都主催の「ZEV -Tokyo Festival」、11月20日まで開催中 小池百合子都知事「ZEVっていいよね、乗ってみたいと思っていただけるイベントにしたい」
2022年11月19日 19:22
- 2022年11月19日~20日 開催
東京都はCO2を排出しない環境先進都市「ゼロエミッション東京」の実現に向けて、ZEV(ゼロエミッションビーグル)の普及に取り組んでいる。その一環として11月19日~20日の2日間、東京都庁周辺の特設会場で東京都が主催する「ZEV -Tokyo Festival」を開催している。11月19日に開かれたオープニングイベントでは小池百合子東京都知事も登場し、開会のあいさつを行なった。
いつもとは違うカジュアルな服装で登場した小池知事は、「いま私たちは気候危機とエネルギー危機に直面しております。東京都はCO2を排出しない環境先進都市“ゼロエミッション東京”の実現に向けてさまざまな分野で脱炭素化の動きを取っております。こうしたことはなんとしても加速させていかなければいけない、このように考えております。そこで今日はモビリティの分野に焦点を当てていきます。東京都は都内で新車販売されます乗用車を2030年までに、また、二輪車については2035年までに100%非ガソリン化を目指しています。これはつまり、走るときにCO2を出さないゼロエミッションビーグルの普及を一気に進めるということで、先日、電気自動車のF1とも言われるフォーミュラEのレースを2024年春に東京で開催する協定を大会主催者と結んだところでございます。本日はフォーミュラEやEVのレース車両、そして水素エンジン車、さらにはバイオ燃料車など新たな技術を活用したカーボンニュートラルな車両を都庁前に並べております。また、新宿中央公園にも各メーカーのさまざまなZEVが展示されています。ZEVっていいよね、乗ってみたい、そんなふうに皆さんに思っていただけるようなイベントにしていきたいと考えております」とコメントした。
「ZEV -Tokyo Festival」の会場は、東京都庁を中心とした新宿中央公園 水の広場、都庁通り、都民広場、第二庁舎1階前広場、都政ギャラリーと5つのエリアに分かれていて、会場ごとの内容は以下のとおり。
新宿中央公園 水の広場ではゼロエミッションカーの展示が行なわれる。三菱自動車工業からはアウトランダーPHEV、ekクロスEV。日産からはアリア、リーフ、サクラ。レクサス(トヨタ自動車)はRZ450e プロトタイプとUX300e(ラリー仕様)。スバルはソルテラを展示する。マツダはMX-30 EVモデルとCX-60 e-SKYACTIV PHEV(欧州仕様試作車)の展示。そしてトヨタ車体から超小型EVのコムス P・COMとコムスB・COM(デリバリー)が展示される。
モーターサイクルは、ホンダがGYRO CANOPY e:と同社のEVバイクに使用されるHonda Power PackExchanger e:を展示。ヤマハはE-Vino、E10、TRITOWNの3台。カワサキからはノスリスと日本初公開のハイブリッドスポーツバイク。そして日本の電動バイクメーカーであるaideaからは、デリバリーに使われる3輪EVバイクのAAカーゴを展示。
都庁通りでは、オープニングイベントでも走行したゼロエミッションビーグルのデモ走行と撮影会が行なわれる。デモ走行を実施する車両は以下のとおり。
トヨタからはカローラクロス H2コンセプト、日産はリーフ NISMO RC、マツダはCX-60バイオ燃料実験車、トヨタ車体は超小型EVのコムスP・COM、6社水素エンジン研究チームからは水素エンジン搭載バギー。そしてヤマハはTY-E2(電動競技用トライアル車)を使用したトライアルのデモ走行を行なう。ライダーは全日本選手権で通算11回のチャンピオン獲得し、世界選手権でも年間ランキング2位(TrialEクラス)となった黒川健一選手が務める。
このデモ走行の観覧には整理券が必要となるので、観覧希望の場合は都民広場に設けられている整理券配布所にて整理券を受け取る。配布開始は10時からで、用意した整理券を配り終わった時点で配布終了となる。