新型「セレナ」にパナソニックのドラレコ連動インテリジェントルームミラーとHUD採用

　パナソニック オートモーティブシステムズは6月23日、日産自動車の新型「セレナe-POWER」にパナソニックの電子ミラー「ドライブレコーダー連動インテリジェントルームミラー」とHUD（ヘッドアップディスプレイ）が採用されたことを明らかにした。インテリジェントルームミラーとドライブレコーダーの連動システムとしては新型セレナが初採用。

　新型セレナは、家族のためのミニバンとして車室空間の広さや利便性はそのままに、移動時の快適性や安全性を追求したモデル。安全性と快適性の実現のため、同社のドライブレコーダー連動インテリジェントルームミラーとHUDが貢献している。

　ドライブレコーダー連動インテリジェントルームミラーは、日産のコンパクトSUV「キックス」に採用されて以降、各車両に展開されているが、ドライブレコーダーとの連動品は新型「セレナ」が初採用。インテリジェントルームミラーのリアカメラをドライブレコーダーのリアカメラと共用することで、車両後方の映像をディスプレイに表示するだけでなく、同時に録画できるようにした。連携する純正ドライブレコーダーについては、ナビゲーションシステムと連携しており、操作はナビゲーションシステム上で行なえる。

　インテリジェントルームミラーは、2メガピクセルカメラと高解像度ディスプレイを採用し、さらに同社独自の映像処理技術により高精細な映像と夜間視認性の向上を実現。併せて、デザイン性に優れたフレームレスミラーを継続採用している。

　また、新型セレナに採用されたHUDは、フロントガラスへ映像を投影することで、ドライバーの視線の先に車速やナビゲーション、プロパイロット2.0による運転支援などさまざまな情報を表示するシステム。ドライバーの視界の中心近くに表示することで、視線移動によるドライバーの負担を軽減し、ドライバーとシステムとの快適なインタラクションに貢献するとしている。