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三菱自動車、新型コンパクトSUVの新たなティザー写真公開 インドネシアで世界初公開へ

2023年7月3日 発表

新型コンパクトSUV

 三菱自動車工業は7月3日、第30回インドネシア国際オートショー(8月10日〜20日開催予定)で世界初披露する新型コンパクトSUVの新たなティザー写真や、ヤマハと協業したオーディオシステム「ダイナミックサウンド」のコンセプトについて情報を公開した。

 新たに登場する新型コンパクトSUVは、三菱自動車のコアマーケットであるアセアン地域に投入するモデルで、アセアン地域でのコンパクトSUVの使われ方を熟慮し、荒れた路面でも安心のクラストップレベルとなる222mmの最低地上高を確保。加えて、路面状況に応じて選択できる「ノーマル」「ウェット」「グラベル」「マッド」の4つのドライブモードを設定、今回初採用となるウェットモードでは、激しい降雨による冠水路でもハンドルが取られにくく、不安なく走行することが可能としている。

 これらのドライブモードは、前左右輪の駆動力を調整して高い操縦性を実現するアクティブヨーコントロール(AYC)、タイヤのスリップを制御するトラクションコントロール、エンジン制御、パワーステアリング制御を統合制御することで、さまざまな路面状況に対応することを可能とした。

新型コンパクトSUVティザー動画

 また、新型コンパクトSUVのコンセプトは「Best-suited buddy for an exciting life(毎日を愉しく過ごすことができる頼もしい相棒)」とし、スタイリッシュかつ力強い本格的なSUVデザインとしながら、取り回しのよいコンパクトなボディサイズに広々とした居住空間や多彩な収納スペースなどの快適性・実用性を両立し、さまざまな天候や路面において安全・安心の走破性を実現した、毎日の生活をワクワクさせてくれるSUVという。

新型コンパクトSUV

 チーフ・プロダクト・スペシャリスト(商品企画責任者)の伊藤雅寛氏は「新型コンパクトSUVの開発にあたって、アセアン地域の路面条件を再現した国内のコースで試験を繰り返しただけでなく、同地域で長期間に渡って徹底的に走行試験を実施し、走行性能を磨き上げました。また今回、新型コンパクトSUVにお乗りになるお客さまにワクワクするカーライフを送っていただけるよう、高品質な音にこだわって開発した『ダイナミックサウンドヤマハプレミアム』も搭載しています。三菱自動車らしい魅力の詰まった新型コンパクトSUVに、ぜひご期待ください」とコメントしている。

「ダイナミックサウンド」コンセプトムービー(英語のみ)

 ヤマハとの共同開発により、今回の新型コンパクトSUVで初搭載となるオーディオシステム「ダイナミックサウンドヤマハプレミアム」については、アセアン地域のユーザーのニーズに応えられるよう開発。リスニングルームである車両側に最適な音質向上策を施すことで、スピーカーの性能を最大限に発揮させるとともに、走行時は車速に応じて、音量だけでなく音質自体も補正する機能により、荒れた路面でも躍動感のある低音と、輪郭のはっきりした中高音が楽しめるようにした。

ダイナミックサウンドヤマハプレミアム