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ヤマハ、プール事業から撤退 スクールプールの累計出荷は国内トップ6500基超え

2023年7月3日 発表

 ヤマハ発動機は7月3日、同社のプール事業について2024年3月末をもって営業活動を終了し、プール事業から撤退することを決定したと発表した。同社は現中期経営計画においてポートフォリオ経営を進めており、既存事業や新たな成長事業へと経営資源を集中させるべく、今回の事業撤退を決定。事業撤退による連結業績への影響は軽微としている。

 これまで、同社はボート製造で実績のあるFRP加工技術を生かし、1974年に日本初のオールFRP製プールを製品化。以来、スクール、幼児、レジャー、フィットネス、住宅・家庭、医療など用途に合わせたプールを日本全国に納入してきた。中でも20m以上のスクールプールの累計出荷は6500基を超え、国内トップの実績を誇るという。今後の対応として、これまでに納入したプール本体などのアフターサービスは継続するとしている。