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ホンダとSCSK、「次世代電子プラットフォームOS」などソフトウェア開発の協業に基本合意 SCSKはホンダ向けITエンジニアを1000名規模に増員へ

2023年7月7日 発表

 本田技研工業とSCSKは7月7日、「次世代電子プラットフォームのオペレーティングシステム」「電動パワートレーン」「先進安全、自動運転」「IVI(インビークルインフォテインメント)」の領域におけるソフトウェア開発に関するパートナーシップに基本合意したと発表した。同パートナーシップに基づき、SCSKではホンダ向けのITエンジニアを2030年までに1000名規模に増員予定としている。

 また、同パートナーシップに基づき、両社は「“協働”開発」として両社でともに開発に取り組みながら、積極的な人材交流もできる「協働開発オフィス」を設置。「ソフトウェアエンジニアの育成」として、両社の強みを生かした人材育成施策を推進するとともに、「新たな価値創造に向けた取り組み」としてソフトウェアデファインドモビリティに対応する開発プロセスや新たな開発用ツールの共同開発などについて、検討を行なうとしている。

 同パートナーシップにおいて、ホンダではソフトウェア開発のシームレス化と高速化ができる体制を構築すべく、SCSKとのパートナーシップの基本合意書を締結。このパートナーシップを通じて、ホンダが持つシステム制御技術や安全制御技術と、SCSKが持つIT技術といった互いの強みを持ち寄り、両社のエンジニア同士のシナジーを最大化させ、次世代の競争力のあるソフトウェアデファインドモビリティ製品・サービスの開発を目指すとともに、ソフトウェアエンジニアの継続的な育成に取り組むとしている。