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BMW、新型5シリーズ発表会 表参道のブランド体験拠点で 「EVやブランド・文化・価値観に直接触れてほしい」と長谷川正敏社長
2023年7月13日 18:45
- 2023年7月13日 開催
7月14日からポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW - THE GARDEN」開設
ビー・エム・ダブリューは7月13日、東京・OMOTESANDO CROSSING PARK(東京都港区南青山5-1-1)に7月14日~9月17日の期間限定でオープンするポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW - THE GARDEN」にて、新型「5シリーズ」の製品発表会&オープニング・セレモニーを行なった。
登壇したビー・エム・ダブリュー 代表取締役社長 長谷川正敏氏は、1月にプラグインハイブリッドモデルの「XM」、2月にプレミアムスモールの「X1シリーズ」と、新型モデルを積極的に日本へ導入してきたことに触れつつ、「われわれは直接ユーザーと接することができるタッチポイントを作ることを大切にしていて、新型車の導入に合わせて全国の主要都市での展示イベントや、今回のようなポップアップといった活動にも力をいれています」とあいさつ。
続けて「これらの活動ですが、すでにいい結果を生み出していて、登録台数が前年度比で約19%増の1万6692台と好調な数値で推移しています。特にラグジュアリーセグメントに投入した7シリーズが快進撃で、昨年のほぼ2倍に近い数値となっています」と好調さをアピール。また、この日発表した5シリーズについても「BMWをワンランク上のブランドへと導いていくための重要なモデルである」と説明した。
新型5シリーズについて長谷川社長は、「世界ではエグゼクティブセグメント、エグゼクティブセダンと呼ばれているモデルで、日本でも発売してからもう半世紀がたっている由緒正しきシリーズ。今回のモデルで8世代目となります。ただ、今回の新型は完全に別次元と言えるラグジュアリーの価値観が与えられていて、走る・止まる・曲がるの基本3動作に加えて、よりプレミアムな空間要素が付与されています」と解説。
実際にドイツや日本ですでに試乗したという長谷川社長は、「運転していて安らぎすら感じられる空間作りになっていて、個人的には今後のBMWにおける戦略的にも重要なモデルになると確信しています」と仕上がりの高さを強調した。
また、今回新たに追加されたのがバッテリEVモデルの「i5」で、長谷川社長は「ここ数年、海外メーカーを中心に、環境に優しいEVが日本市場へかなりの台数導入されていますが、BMWはどこよりも早く日本へEVを導入した海外メーカーであり、今も積極に取り組んでいます。その結果、EVの販売も前年比で30%増を記録するほど好調に推移していて、この新型i5もブランドをより体感できる1台で、多くの人に気に入っていただけるモデルだと確信しています」と新型5シリーズはBMWをけん引するモデルであると言及した。
なお、7月14日に正式オープンする「FREUDE by BMW - THE GARDEN」について長谷川社長は、「ポップアップはBMWブランドの価値を高めること、ラグジュアリーブランドを体験していただく拠点として開設しているもので、基本的には東京を中心に展開していますが、BMWとしてはさまざまな活動をとおして、今後もいろいろなタッチポイントを増やしていく予定です。実はこの活動の第1弾として、すでに3月に原宿でポップアップ・エキシビション『FREUDE by BMW - CONNECTED THROUGH TIME』を実施しており、非常に多くの人にご来場いただき、ブランドの世界観を伝えられたのではないかなと感じております」と報告。
続けて「明日オープンする第2弾の『FREUDE by BMW - THE GARDEN』では、ブランドとともに文化も感じられる施設にしてあり、日常の忙しさや騒がしさから1歩離れて、安らぎが得られるような場所になっています。実はBMWの母国ドイツのミュンヘンと比べて東京は緑が少なく、初めて東京にきた海外のお客さまからよく、『東京はコンクリートジャングルだね』と指摘されることがあります。確かに見わたせば高層ビルだらけですので、ここは“ガーデン”とも呼ばれるバイエルン地方のミュンヘンと、和の自然があふれる日本庭園を融合させたような、安らぎを得られる場所に仕上げました。同時に夏に合う食事や飲み物もご用意しております。ぜひ、このガーデンでBMWのブランドや文化、価値観に直接触れていただきたいです」と締めくくった。
新型5シリーズはオーナーの「感性」を覚醒させる
BMWブランド・マネジメント・ディビジョンの遠藤克之輔本部長は、新型5シリーズの概要を説明。
新型5シリーズの描く世界観について遠藤氏は、「社会はもちろんユーザー自身もデジタル環境も進化する今、過去のセオリーが通用しなくなっている現代。自らステアリングを握り、自身の人生を駆け抜けていくユーザーの進化に合わせて、BMWも進化した新型5シリーズを解き放つ。オーナーの美意識に共鳴し、品格のあるエレガンスなデザイン、一体感のあるスポーティな走り、ストレスのない最先端のデジタル体験を融合したモデル。まさにこれはBMWの『感性』であり、新型5シリーズと響き合うとき、オーナーの感性は覚醒し、その本領を発揮する」と紹介。
プロダクトコンセプトは、「格式と美しさ」「ダイナミックさと快適さ」「ミライをリードする先進のテクノロジー」の3つとし、「まさに8代目になるのですが、新型の全く新しいクルマが登場したと思っていただきたいです。それぐらい新しいスタイリング、ドライバビリティ、デジタルテクノロジーが満載です。デザインについては乗り込むオーナーはもちろんのこと、まわりから見た人が『なんて美しいクルマなんだろう』と思われるスタイリングを備えています。さらに、日本のお客さまがとても関心をよせている最新のデジタル技術、スマートな体験、こういったデジタル技術の進化も兼ね備えているのが特徴です」と解説した。
エクステリアは、BMWのアイコンであるキドニーグリルを大型化したほか、ボンネットがやや前傾する伝統の「シャークノーズ」も健在と、格式と存在感のあるスタイルングを両立。サイドビューは、長いボンネットにゆるやかに伸びるルーフライン、そしてCピラーには伝統の「ホフマイスターキンク」も継承。美しいセダンの特徴であるキャラクターラインと高級感のある引き締まった精緻なボディデザインを印象づけている。また、キドニーグリルには、ラグジュアリーモデルの「7シリーズ」「XM」にも採用されているLED照明で存在感を主張する「アイコニックグロー」を搭載する。
遠藤氏は、「展示しているバッテリEVモデルの最上位グレードi5 M60 xDriveは、600馬力を誇り、圧倒的なトルク、鋭い加速性能、さまざまな電子制御、ダイナミックなドライビングパフォーマス、そして快適でラグジュアリーな乗り心地も両立した仕様となっています」と紹介した。
最新モデルの試乗でもできる「FREUDE by BMW - THE GARDEN」
最後に遠藤氏もポップアップ・エキシビション「FREUDE by BMW - THE GARDEN」について語り、「フロイデ(FREUDE)はドイツ語で“よろこび”という意味で、駆け抜けるよろこび、人生をBMWとともに過ごすよろこび、さまざまなよろこびを表しています」と紹介。また、「アート、ファッション、カルチャー、サステナビリティといったライフスタイルのエレメントを体現できる場所としています。たくさんの方によろこびを見つけていただければ幸いです。期間中はi7やXMの試乗もできます」とさまざまなコンテンツを用意していると説明した。
また、THE GARDENでは、生け花や食事など、ドイツと日本の文化を融合させた展示物や飲食スペースがあり、歴史や文化を感じられるほか、建物内にはデッサンや模型など、新型5シリーズや5シリーズの歴史に触れられる展示物が用意される。さらに、HIGHSNOBIETYと特別製作したリテールアイテムや、蔦屋書店がキュレーションした書籍も並ぶという。