フォルクスワーゲン、新型EV「ID.4」購入者にPCA加盟全拠点での急速充電を最大12か月間無償化

ID.4

　フォルクスワーゲン ジャパンは8月1日、新型EV（電気自動車）「ID.4」の2023年生産モデルより充電特典を拡大することを明らかにした。新たな特典では、最大12か月間、フォルクスワーゲン・アウディ・ポルシェによる充電サービスPCAの拠点において、利用時間の上限なく無料で利用できるようにした。

　フォルクスワーゲン ジャパンでは2022年11月の新型「ID.4」の導入に伴い、日本国内で急速充電器のネットワーク拡充を促進するPCA「プレミアム チャージング アライアンス（Premium Charging Alliance）」へ加盟し、サービスを開始した。

「プレミアム チャージング アライアンス」は、アウディ、ポルシェとフォルクスワーゲンによる電気自動車のオーナーに向けて、各ブランドの販売店または都市部に展開する90-150kW級出力、CHAdeMO規格の急速充電ネットワークを統合する日本国内の充電サービス事業。

　従来の購入特典では初回登録料、最大12か月分の月額会員費に加え、フォルクスワーゲン販売店舗における急速充電器使用料を最大12か月間、毎月60分まで無償で付帯していた。

　なお、今回の特典変更に伴い、従来最大12か月間月額会員費（毎月90分までの充電器利用料金含む）を無償としていた、e-Mobility Powerが提供する日本全国の充電ネットワークで利用できる「Volkswagen充電カード」について、その月額会員費特典を2023年10月31日までの車両登録ならびに充電カード申し込みをもって終了とする。また、「Volkswagen 充電カード」のサービスについても2024年12月末日をもってサービスを終了する予定。その後もe-Mobility Powerの充電サービス利用を継続したい利用者は、e-Mobility Powerやその他の会社が発行する他社カードに別途申し込みが必要となる。